表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/25

12 ヴォルさん


 獣人さんの名前はヴォルドルフさん。


 オオカミの獣人だそうです。


 語り口や物腰から誠実さが滲み出ているイケメンさんですね。


 お耳としっぽ以外は人族と変わらない見た目ですが、


 体格や身のこなし、近付くまで魔導探索されなかったほどの気配隠蔽能力など、かなりお強い人でしょう。



 冒険者として各地を旅しているそうですが、オーバンの街を目指していたら道に迷っちゃったそうです。


 どうかな、真面目そうな人で目的地も同じだし、もしかしたらいっしょに旅してくれないかな。



「俺で良ければ」


 やった、すごく助かります。


 あとは今日の依頼を達成しなきゃ、だね。



「依頼?」


 このきのこなんですけど。



 ガイドブックを見たヴォルドルフさんが、案内してくれましたよ。


 そして『アグラタケ』ゲットです。


 ここに来る途中で見かけたけど、とっても美味しそうな匂いだったので覚えていたそうです。



 ありがとうございます、ヴォルドルフさん。


 でも、どうしてきのこを食べなかったのですか?



「知識が無いものを食べるのは、危険だ」


 なるほど、ベテラン冒険者さんの意見、参考になります。


 おかげさまで採取も出来ましたし、ケルミシュに戻りましょうか。



「お供します、カミス殿」


 えーと、"殿"は勘弁してください。



「よろしくお願いします、カミスさん」

「俺のことはヴォルと呼んでほしい」


 これからよろしくお願いしますね、ヴォルさん。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ