メニューウィンドウの説明2
ステータスもセイが指を指しながらゆっくりと丁寧に教えてくれたのでよく解った。
STR。これは物理攻撃力とアイテムの最大所持重量が増え、
攻撃力もありつつたくさんのアイテムを持つことができる。
ATK。これは武器や特殊効果により加算される物理攻撃力だ。STRとは違い、
SPを振ることはできないかわりに強い武器を装備すれば上がる。
VIT。これは防御力とHPが増え、前衛をするときに相手の攻撃を防ぎつつ反撃するスタイルのプレイヤーがよく好む。また、防具とは違い全身に効果があるので
どこを攻撃されてもダメージを軽減できる優れものだ。
DEF。これはATKと同じく防具や特殊効果により加算される。
だが、装備した部位にしか適用されないのが弱点だ。
簡単に説明すれば、鎧を着ても頭に攻撃されれば意味がない、ということだ。
「その他も説明すると長くなるから他はまた今度ね。今はとりあえず、
VITとSTRに好きなように振ってみよう。SPってやつが0になるまでなら好きなようにできるよ!」
「うん!」
私は元気よくそう言うと、SPを凝視し、何にポイントを振ろうか
少し考えてから決めた。
「私は…VIT8とSTR7かな。」
「うんうん、バランスが取れていてよろしい!ちなみにVITは1つでHPが+5されるよ。」
「へぇ~…じゃあ、ずっとVITに振ってればダメージ受けないから凄く強いんじゃ…」
セイは首を大きく横に振った。
「ううん、それだと攻撃力が無いから敵を倒すのに時間がかかっちゃうよ。
それに、まだこのゲームはサービス開始して一ヶ月くらいだからないだけかもしれないけど
もしかしたら防御力貫通のスキルが出るかも。」
「うへぇ…やっぱバランスが重要なんだね…」
「まぁ、バランスもいいけど自分のプレイスタイルに合わせるのが一番かな?」
セイはナックルを見せ、「私は肉弾戦をするから、速度が上がるAGIと攻撃力の上がるSTR重視かな。」と言った。
「なるほど…私も自分なりのスタイル、見つけようかな。」
「だとしたら【スキル】とか必要だよね。丁度私が欲しいと思ってた全武器で使える
スキルあるからついでに一緒に行こう!」