介護支援の現実
父親が、病気により突如、要介護者になった。今はまだ入院中。
これは人間、いつかなるもの。仕方がない。ワガママな父親には、ちょっと物申したいが、まあ、それは本人にはっきりと言うしかないので、折を見て、話そうと思う。
しかし、お役所さんには、物申したい。
介護度(介護がどれだけ必要か)がわかるのは2ヶ月後だとか。それまでは、仮要介護者で、もし、2ヶ月後、この人は要介護者ではないなどと判定されたら、全額自費。ビクビクしてたら、介護ベッドも決められない。
「まずは、ケアマネジャーを決めてきてください」介護度わからんのに、ケアマネジャー決めていいんかいっ!それで、要介護者ではないって認定されたら、どうすんの?
なんとか、ケアマネジャーは決めました。
でも、
来週から自宅介護なのに、退院日がはっきりとは決まっていないから、介護ベッドの支援が受けられない。スロープも。
車から下ろした後、玄関までの道が車椅子では通れないから直したいと言ったら、まだ帰宅していないからできないそうだ。
じゃあ、うちのじじぃは、庭で寝るのか?うちの旦那はひ弱なので、じじぃをオンブなどできないぞ。
しかたがないので、硬めのゴザを敷いて、ブルーシートを敷いて、なんとか車椅子の車輪を土に沈まずに運べる予定。ただし、舗装道より3倍の力が必要だと思うとケアマネジャーが笑って言った。さらに、このゴザもブルーシートも、自費。
オムツ支給は2ヶ月後。2ヶ月自費。さらに、介護の途中で入院になったら、それは使っちゃいけないらしい。
タクシー券は、帰宅してからなので、退院時は、介護タクシー自費。
退院直後の1番ツラい時に何もしてくれないのが、役所の仕事。
なぜゆえに、とりあえずができないのだ?
初日から、タクシー券10枚寄越せとは言わないよ。オムツも5枚でいいさ。ブルーシートの貸し出しすればいいじゃないか。
スロープだって、数日レンタル用を役所で用意しとけばいいんじゃないの?
介護度なんて、「3くらいですかねぇ」とか濁して言えよ。「私からは言えないことになっています!」だって。それじゃあ、家族は動けないだろう。
で、ゴネてみたら、結構融通がききそうだ。うちはね、父親と母親の体格差とか、なかなか厳しい環境だったから、ゴネています。だって、母親は、父親を立たせることもできないもの。車椅子だって、そんなとこ、たぶん押せないよ。
だけど、世の中には、「そうですか。お役所様がそう言うなら我慢します」という方もいるでしょう。
本当に酷いシステム。
なってみないとわからんことってあるよね。まさに今回それです。イライラしてもしょうがないけど、現実である父は帰宅する。
みなさんも、もしもの時は、ご参考になさってね。