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二話 幸運児と戦闘

え、なんか好評なんだけど!嬉しい!


今回はやっとLUCが………


最後まで見てね!

「うわぁ!」


 レクスは頭を抱え込むようにして地面にしゃがんだ。頭上では虎と熊が飛び掛かり攻撃し合っているのだから当然の如く立ち上がることはできなかった。

 現実ではありえない戦闘シーンに目がくらんだが、一先ずはやられないこと。


「でも、僕背がちっちゃいからお腹斬れる!初の攻撃決めるぞ!」


 何故か開き直ったレクスは、虎の腹部へと剣を突き刺した。そのまま剣を捻り、横に薙ぐ。虎の傷跡から真っ赤な液体が噴き出て、レクスの顔が真っ赤に染まった。


「グルァァァアアアアアアアアアア!!!!!!」


『UBM〈氷雷獣ヴェルクライオ〉を討伐し、MVPに選出されました。ラストアタックボーナスとして〈氷雷獣の爪〉を贈与されました』

『スキル【アイスジャベリン】【サンダークロウ】【感電】【氷塊】を獲得しました』



 虎は初めて会った時よりも大きく吠え、レクスの上に倒れこんだ。それを見た熊は、自分が勝ったかの様なドヤ顔をかまし、去って行った。

 虎が死んだ理由それは()()にも心臓部を剣で貫いていたからである。


死体はゆっくりと倒れた。しかし、その下にはレクスが居たのだった。


「え、え?!う゛っ………」


 下敷きにされたレクスは自分の視界に固定されているHPバーが残り二割を切り、レッドゾーンへと突入した。重さによる状態異常として【右腕骨折】【左上骨折】【肋骨骨折】【右足骨折】【左足骨折】【窒息】が付与され、【窒息】により1秒にHP全体の1%ずつ減少している。


「がはっ……!」


 口から血が滴る。痛みは無いがその代わりに痺れが生じる。

 HPが残り一割を切った時、虎の死骸は何者かによって動かされた。しかしその時には七個目の状態異常【吐血】が発動したことにより、特別状態異常【気絶】が付与された。

 勿論、レクスには意識がない。


「はぁ…はぁ…、なんとか間に合ったか……」


 金髪の少年は、その碧い瞳でレクスを見下ろした。死体をどけてレクスを助けたプレイヤーである。服は獣の皮で繕った物に様々な金属の物を付けて作られた頑丈な鎧を着ている。

 彼は狩りの帰りに、虎に押しつぶされているレクスを見つけて助けたのだ。


「【フルリカバリー】」


 少年は回復魔法の上位互換である完全回復魔法【フルリカバリー】を使用し、木陰に座った。

 レクスの状態異常はみるみる減っていき、【気絶】だけとなった。

明日も出すので是非見てってください!

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