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そのとき初めて、ひとつにちかづく。

作者: 砂臥 環


散らかった感情の中で

吐き出したそれは

かたちのひとつ。


ただ、それだけ。


それは、あくまでも

かたちのひとつ。



かたちは、かたち。

ただ、それだけ。



そこに沢山の意味があり、

かたちは変わる。


誰かの悪意によって、

誰かの善意によって、

誰かの知によって、

誰かの無知によって。


或いは印象によって。


そこに沢山の意味があり、

かたちを無くす。




散らかった感情の中で

吐き出されたそれの


中にある一番大事なことを

探そうとしてくれるなら。


──でもひとつには、ならない。

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― 新着の感想 ―
[一言] 後書きの 「──でもひとつには、ならない。」 が、なんとも真理に思えました。 んまぁ、ずっととっ散らかってると疲れるから、一瞬で忘れられたらいいんですけどねー。
[良い点] こんばんは、たまき様。 わたしはたまき様をどれだけ知っているかというと、あまり知らないのだけど、でもたまき様らしい詩だなぁと思ってしまいました。(いみふ)そのたまき様らしさ、ドライな中の…
[良い点] 多義性の海に疲れたら、でも信じることを辞めないで。 重なりの大きさでしか伝わらない、そしてどれが正しいか決められない。 それでも沈まない思いがあるはずだから。 などと、沈みかけの自分への言…
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