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謎の場所を採掘しよう!

 どうもこの人工物らしき何かは、普通のところを掘った時に巻き込んで掘ることができないらしい。うーん、明らかにヤバいものな予感が漂ってるな。


 まいっか。私はとりあえずこの人工物が何なのかを特定することにした。

とりあえず人工物と平行にいくらか掘ってみたところ、どうもそう真横に大きく広がっている訳では無いらしい。


 現在腕がこれ以上掘りたくないと悲鳴を上げているが、それより好奇心が勝っている。つまり掘ることができる訳だ。今度は奥にこれが広がっていないかを確かめる為に、私は人工物と土との境目辺りを奥へと掘ってみた。


 ……おっ?奥に人工物が続いてるな。丁度……45度くらいの角度で左奥へと伸びてるのかな?

もうちょっと掘ってみることにしたら、また人工物は途切れた。と思ったらまた45度くらいの角度で最初見つけた部分と垂直になる感じに伸びていた。


 なんとなく予感がしたので反対側も同じように掘ってみた。反対側も45度くらいの角度で右奥へと伸びていた。


 オッケー、分かったよ。これはアレだ。八角形だ。そしてこれは多分何かしらの壁だ。

その予想を証明するために、私は上にいくらか掘ることにした。

うーん。まあまあ上に――うわっ!?


 ガラガラと結構でかい音を立てて、上から何らかの残骸が落下してくる。私はそれを間一髪で回避した。


「や、やべぇ……」


 腰抜かしたわ。


 さて。

私はなんとか腰抜け状態から立ち直り、その残骸を見やる。


 うーん。何も分からん。マジでただの残骸でしかないわこれ。

どうしような。正直邪魔なんだけど。


 ……あ。もしかしたら良いアイテムとか発見できるかもしれない。スカベンジしてみるか。

そういうことで、私は残骸から良さげなものがないか漁ろうとしてみた。

瞬間、残骸が消え去り通知が流れてくる。


[『幾何学模様の球』を3つ入手しました]

【『謎の石版片』を1つ入手しました】


 急に消えんのやめろや!ビビるでしょ!

まあ、要するにアイテムとして判定されてたんだろう。UPはただのアイテムであれば触れるだけで回収できるから、おそらくそうなんでしょ。多分。


 ……というかさ。なんか、アイテム回収した時変なエフェクト出たんだけど。さっきの奴何?

なんかシステムメッセージの枠がキラキラしてた気がする。


 私はよく分からなかったのでネットで調べることにした。


 ふむふむ。「枠が光るとそれはかなりレアなアイテムを入手した証」ね。

なるほどぉ。


 えっ……?


 私はシステムメッセージを二度見した。

光ってるな。光ってる。


 ……もしかして、これってレアなアイテムなの?



――――



「たのもー!」


 私は露店通りに突っ込んだ。

どうして突っ込んだのかって?決まってるでしょ、あのアイテムを売っぱらう為だよ!


 私は適当に持ってきていたシートを広げる。で、ここにアイテムを……あれ?


【注意:未鑑定品はユーザー間取引できません】


 システムに怒られた。さいですか、できませんか。

というか鑑定とかそういう要素あるんだね、初めて知ったわ。


 という訳で私は鑑定をしてみることにした。

鑑定は【探索】というスキルの補助スキルにあるらしい。ちなみに【探索】がレベル1でも習得済みという親切設計だ。


「よし!〈鑑定〉!」


[鑑定に失敗しました]


 あ?

お前……ふざけてるのか?

どういうことだよ……。私はキレた。


「いや、鑑定にもレベルがありますわよ?」


 キレていると、私は見知らぬ人から話しかけられた。

いや見知らぬ人じゃなかったわ。普通に知ってた。

私は大げさに驚く。


「あ、貴方は……!オータムフォールお嬢様!」


「まあ貸してみてくださいな。私が鑑定してみますから」


「えっ?」


 私はビビった。この人……本気でそれを言っているのか?

これ絶対持ち逃げされるじゃん!嫌だよ私!


「いや、流石に持ち逃げなんてことしませんわよ……ただの善意ですわ」


 そう言ってオータムフォールさんは否定する。まあ確かにこの人はやらなそうなオーラが漂ってるけどさ……。

私ならやりそうだからなぁ。怖いんだよね。

かといってここで渡さないと80万ゴールドを稼ぐ為に行った金策は失敗に終わることになる。という訳で私は渋々渡した。


「信用、ありがとうございますわ。それでは……〈鑑定〉!」


 ピカッ、とオータムフォールお嬢様が持っている『謎の石版片』が光る。明らかに成功した感じがあるが、対してお嬢様は驚嘆の表情を浮かべていた。


「そ、そんな……私の〈鑑定〉で30%しか……!?」


「ど、どういうこと!?お嬢様さん!」


 オータムフォールお嬢様は私に『謎の石版片』を渡した後にこう言う。


「〈鑑定〉にはどれだけ物品を理解できたか、のパーセンテージが存在していますわ。とりあえず20%を超えればユーザー間取引はできるのですが……私の〈鑑定〉はかなりの高レベル。なのに30%しか鑑定できなかった」


「つ、つまりそれって……」


「ええ。間違いなく、かなりのレア物ですわ。というか貴方、どうやってこんなものを炭鉱で手に入れたんですか……」


「いや、つい」


 ついって何だよ。誤魔化し方下手か?

まあオータムフォールお嬢様は納得したみたいだし良いか。


 よし。私は意を決してこのアイテムを売っぱらう準備に入る。

『謎の石版片』をかざし、販売アイテムとして選択した。


 そうしたら次は販売価格の設定だ。

今少し恐れているのは、最低販売価格が高すぎて誰も買わないことなんだけど。

ちょうど良い値段であってくれ……頼む!

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