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センチメートル  作者: 城塚崇はだいぶいい
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第1話 予告状   松村 央司(まつむら おうじ)

 拝啓 AHOスタ学園文化祭実行委員会様


 私、爆弾魔と申します。

 この度、この様な書状を送らせていただいたのは他でもありません。

 文化祭についてのお願いです。

 今年の文化祭の開催ですが、中止していただきたく思います。

 理由は詳しく申し上げると長くなるため、割愛させていただきますが、文化祭を心から楽しむことができない人間の代表としてこのような形を取らせていただいた次第です。


 もし、この書状を無視して文化祭を強行した場合、校舎内に仕掛けられた爆弾が爆発することになります。

 ただし、私は、貴方達実行委員とは違い、こちらの意見を一方的に押し付けるようなつもりはございません。

 文化祭当日までに爆弾の除去を行うことができれば、私は負けを認め、文化祭の開催を受け入れることといたします。


 爆弾の場所については添付の資料にまとめさせていただきました。

 御武運をお祈りいたします。

                                           敬具

挿絵(By みてみん)

爆弾は真ん中にある


南^2 : 挿絵(By みてみん)

東^2 : https://scratch.mit.edu/projects/417590189/fullscreen/

西^2 : 母子文武両くぐり


「なるほど、この僕に謎解きで挑戦するとは良い度胸だ。みんな、安心してくれ。今からこの謎を解いて爆弾を片付けてくる。あぁ、僕一人で十分だ。みんなはこんな手紙無視して文化祭の準備を進めてくれ」


 文化祭実行委員長の松村央司、通称オージは、そう言い残し一人で部屋を出ていった。

 そして・・・そのまま帰ってこなかった。


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