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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

夢の駅、俺が選ぶ道

不思議な夢を見たのでそれを基に書いてみました。

「ねぇねぇ、悠人君。これからもずっと一緒だよ‼」

「なんで今そういうこと言うんだ?奈々?」

「ふふーん、言いたかっただけ。」

と言い、俺の前を歩いている彼女。

俺はそんな彼女を可愛いなと思いながら彼女を追いかけていると、

「キキィィィィィイ」

「え?」

1台の車が彼女へと突っ込んでくる。当然彼女は反応できない。

「危ない」

だが、俺の体は勝手に動いてくれた。

彼女を思いっきり突き飛ばせたまでは良かった。

だが、その代償に俺は車に轢かれた。

轢かれたのに…痛い筈なのにあんまり痛くねぇな。

「悠人君、悠人君、しっかりして‼お願い、死なないで‼死んじゃイヤ‼」

あぁ、どんどん意識が薄れていくな…あ、俺はこれで死ぬのか…せめて奈々だけには幸せになって欲しいな…

と、そこで意識が途切れた。







ゴトンゴトン

あれ?俺なんで電車なんかに乗ってるんだ?なんか用事でもあったけ?

そもそもここは何処だ?

…何か大切な事があったはず…そう、確か俺は彼女と出掛けて…

「あれ?彼女って誰だ?…頭いてぇ」

何かとてつもなく大事なことを忘れているような気がして仕方がない、でも今はとりあえず頭が痛い…

そして、そのうち俺の意識は遠退いていった。


「次は終点のーーー、ーーーです。」

と言うアナウンスで目が覚めた。

それしてもなんて駅なんだ?全然聞き取れやしねぇなと、思っているうちに電車は駅に止まり、扉が開く。

「じゃあ、降りますか。本当ここどこなんだろうな?」

と、独り言を言いながら電車から降りるとそこはおかし場所だった。

「おい、なんだよこの空、そんでもってこんな駅見たことねぇぞ…ってなんだよこの電車、ちっせぇな‼どうやって乗ってたんだよ‼」

そう、絶対にこれはおかしい。

セピア色の空、どう考えても時代錯誤な木造の立派な駅舎。まだそれはいい(?)

何よりもおかしいのは俺がさっきまで乗っていた電車だ。何がおかしいのかって?俺しか乗客がいなかった?まぁそれはたまにあるかもなってことでスルーだ。何よりもおかしいのはそのサイズだ。その電車は遊園地とか子供向けのゲーセンにたまにあるような小さなサイズだったのだ。

「とりあえず、駅舎に行ってみるか」

と、歩き出すと

「待たれよ、そこの若者よ。なにか忘れていないか?」

と、電車の運転席から顔が見えない車掌が出てくる。

「忘れていること?」

「例えば君にとって大切な人の事とか忘れていないかい?」

大切な人?大切な人…頭がズキズキする…




"ねぇねぇ、悠人君。これからもずっと一緒だよ‼"



「奈々…俺はあいつを庇って…」

そう俺は…

「死んだはずか?」

「そう、そのはずだ‼俺はあの時確実に死んだ筈だった‼」

「お前は死ぬ定めではなかったのだよ。」

「は?」

意味が俺があそこで死ぬ筈じゃなかったと言うなら…あそこで死ぬ筈だったのは…まさか。」

認めたくない、いや、絶対に認めるわけにはいかない。

「…何故?あいつが…奈々が死ぬ筈なんだよ‼」

「彼女は聖女なのだよ」

…聖女?

「聖女ってあのマンガとかに出てくるあれか?」

「その認識でいい。」

「じゃあ、なんだ車に轢かれて転生…あいつがアブねぇ‼」

「お前はその娘を助けたいか?」

「あぁ。」

「ならば、選べ。」

「何を?」

「娘が転生するはずの世界へ行くかそれとも、元の世界へ戻るか。」

「…戻ったとしても俺はあいつを守れるのか?」

「守れんだろうな。」

…即答かよ。

「じゃあ、どうすんだよ?」

「我が力を貸してやろう。」

「力を貸す?」

「我が名はヤタガラス。」

「ヤタガラスってあの神獣の…」

「そうだ。」

車掌が三本足の蒼く燃える烏へと変幻し、俺へと突撃してくる。

「アッツ。なんだよ…これ…刺青?」

右掌にヤタガラスの模様のような刺青が現れる。

「それは神紋だ。これにより我と君の間に契約は相成った。」

「ありがてぇ。これであいつを助けられるんだな。」

「それはお前次第だ。選べ、己が進むべき道を。」


「俺が選ぶ道はーーーーーーだ。」

「ならば、行け。君の進み道に祝福あれ。」


初の短編ですね。

ちなみにこの話は一応連載の方を検討してるっちゃしてます。

文中で主人公が選んだ道はどっちが良いか感想欄に書いて頂いてその多い方の選択肢を採用させて頂きます。

と言うわけで皆読んでね‼感想ガンガン書いてね‼お願い‼

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