破 初心者マークになにさせんのっ!
免許がとれた私
二度目の高速道路走行のナビゲーターは父
5速シフトのホンダのアコードなんぞに乗ってました
父:
いいか、車半分以上車間をあけるなよ。
開けたら入られるし、かえってあぶねぇんだぞ。
解説:
ねぇ=ない いわゆる東京方言
あぶねぇ=あぶない
私:・・・
とにかく必死で運転している
二度目の高速道路。
はじめて運転したのは中央道経由の首都高だから、
限りなくはじめてである。
解説:
首都高=首都高速道路
八王子あたりから永福経由で首都高速につながっている
父:
おいっ 110キロで走れ! 速度落とすな
父、バシっ 私の頭をドツく。
私:・・・
さらに必死に運転する アクセルふむ
ギアはずっと5速のままである。
解説:
当時はまだオートマ免許なんてなくギアが主流。
5速はオーバートップといわれ、
40キロまでは4速で45キロからは5速って感じかな。
私:
お~~ どいたどいた~♪
必死の形相で運転する私の姿をバックミラーで確認。
すると前の車がウインカーをつけて左車線へ。
速度をゆるめる→どつかれる→速度あげる
→前の車が後ろを確認→左車線に移動
そんなこんなで、
次第に楽しくなっていきましたです。
すると、母の車が前にきて、
次のサービスエリアによれと合図。
1台め 父と私
2台め 母
2台で走行しておりました。
で、サービスエリアにつきまして・・・
母:
すいぶんと飛ばしてたわねぇ
私:
だって110キロで走れっていうんだもん
落とすとどつかれるんだもん
つかつかつかっと父に近づく母
父をどつく。
母:
初心者マークになにさせんのっ!!!
もうかなり昔のお話。
だから時効、で、ございますよね。
某公園で連載してた当時から現在はだいぶたち、数年前に父は他界。
ある意味、よい思い出となっています。