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フランツさんの説明が終わって、アタシ達はそれなりに和やかなムードでお茶を楽しんでいた。
「父さんが帰ってきたら正式に君達の事を紹介するつもりだから、それまではゆっくりしていてくれ」
「ありがとうございます、フランツさん。フジサキ共々、お世話になります」
改めて、フジサキと一緒にフランツさんに頭を下げた。フランツさんはフジサキに眉をひそめることもなく、『こちらこそ』と穏やかに返してくれた。
とりあえず、ホッとした。一時はどうなるかと思ったけど……これなら、これからの生活も何とかうまく行きそうな気がする。
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