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1-≪ 30 ≫

≪ 30 ≫


「あ! もしかして貴方もマンホールに落ちたんですか?」


 分かったぞ。この人はきっとアレだ。

 マンホールに落ちた時、頭をぶつけて記憶障害を起こしてるんだ。

 そうだろうか? いや、そうに違いない!


「何を寝ぼけたことを申されているのですか? もう一度言わせていただきますが、私は貴女様のモノです。まさか、お忘れになってしまわれたのですか?」

「なん……だと?」


 いつの間にこんなイケメンを飼いならしたんだ、アタシ。

 全くもって記憶にないぞ。まさか、無自覚なだけでとんてもない魔性の女だったのか。

 お、落ち着け。まずはアレだ。

 初対面の人にあったら取り合えず自己紹介だ。

 千尋、対人関係の基本を思い出して!



★イケメンさんの【 Physical 】は、【 1pt 増加 】しました。





 このまま、≪ 83 ≫ へ進んでください。

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