表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/777

1-≪ 15 ≫

≪ 15 ≫


 その声でアタシは咄嗟に後ずさった。

 思えば、その行動がいけなかった。

 ふわりと今まで感じたことのない浮遊感、そして下に引っ張られるような感覚。


「ふぇ?」


 気づいた時には何もかもが手遅れだった。

 蓋の外れたマンホールが足元に黒い空間を作っていた。何の迷いもなくアタシの体はそこに吸い込まれるように落下。


 おいおい、誰だよ。こんな時にマンホールの蓋外したの。

 世界的に有名なあの某配管工じゃないんだから。

 土管に落ちたら、そこは大量のコインが貰えるボーナスステージでした~ってか?

 いや、確かに現金なくて困ってはいたけど……。


 某配管工はある程度高いところから落ちても死なないタフな体と、キノコやらフラワーやらスターの力と、残機があるけど、アタシはこの身一つに1つの命しか持っていない。

 あちゃー。アタシの人生、マジで終わったかもしれない……。


 JKでありながら己の死期を悟ってしまったアタシは、最期の悪あがきにギュッと目を瞑る。

 なんて事はない、自分が死ぬ瞬間を見たくなかったからだ。




                        ~ 3rd Scene End ~



★現在のチヒロの【 Mental 】を記録しておいてください。


 このまま、≪ 107 ≫ へ進んでください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ