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1-≪ 13 ≫

≪ 13 ≫


 さっき死んだと言いましたが……ごめん、あれは嘘です。

 アタシ、生きてました。


 地面に着地、と言うか着弾しました。

 メキメキ、バキバキと聞くに堪えない木々を次々と粉砕していく音の直後、ズドォオオンと凄まじい爆音を立ててアタシ達、と言うかイケメンさんが地面に着地した。


「んっ……!」

「わあっ……!」


 着地した瞬間、アタシの身体は投げ出された。

 でも柔らかい地面だったから、ちょっと転がっただけで済んだけど……全身、土まみれ。

 もう……これじゃアタシ、舞踏会には行けないわ……。

 魔法使いのおばあさーん! アタシはここよ~!


 イケメンさんの方を見ると、濃霧の如く、土埃が濛々と立ち込めている。一寸先も見えないとは、まさにこのことだ。

 これは酷い……いや、煙い。口元を抑えてゲホゲホと咳き込みながら片手で土埃を扇ぐ。


「やや着地に失敗致しました。申し訳ありません、マスター。……お怪我はございませんか?」


 イケメンさんは軽く会釈をしながらそう言った。





●○●CHOICE TIME!●○●


「ぶ、無事ならいいってもんじゃないよ!」…… ≪ 44 ≫ へ進んでください。


「い、生きてるって素晴らしい!」     …… ≪ 108 ≫ へ進んでください。

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