表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第2章 アタシと、ローナ村
144/777

2-≪ 20 ≫

≪ 20 ≫


 午後になり、アタシとフジサキはまたもや子供達を迎えに行く。

 広場では、昨日と同じように女の子達の「お姫様ごっこ」、男の子達の「騎士ごっこ」が繰り広げられている。


「みこさまー、今日もご本、だめー?」


 昨日も絵本を持ってきたメアリが、少し悲しい顔をした。


「うーん、ごめんね」

「駄目だなあ、巫女様はよー」


 通りかかった例のガキ大将が生意気な口を利く。


「うるさいな。もうちょっと待っててよ」

「オレなんか、かーちゃんに教えてもらってすぐに書けたぜー!」


 そう言うと、ガキ大将は地面にナゾの文字を書いた。

「これ、オレの名前! リクって書いてあるんだ!」

と得意そうにしている。

 読めるかい!と思いながらも、もう少し聞いてみることにした。


「みんなお家で教えてもらうんだ」

「そうだよ。だからメアリは、とーちゃんとかーちゃんに教えてもらえてなくて読めないんだ」


 そう言うと、リクはメアリに「オレが読んでやるよ」と言ってその場に座った。メアリもちょこんと隣に座る。

 おお、なかなか面倒見がいいではないか。そうだよね、ガキ大将って本来そういう感じだよね。

 リクはいい男になるぞ。巫女様が保証してあげよう。


 でも……そっか。

 文字の読み書き……。家によってできたりできなかったりするんじゃなくて、皆ができるようになった方がいいよね。





 このまま、≪ 191 ≫ へ進んでください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ