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03 高等学校

朝、早起きしてジョギングと筋トレとラジオ体操をこなして朝食。


「お、美味しいです。王城でもこんなの出ないです。」


と、クーデリアが味噌汁に感動していた。

目玉焼きとご飯も美味しそうに食べていたがどうやら1番気に入ったのは味噌汁のようだ。


学校に行くための諸々の準備をととのへ、家を出る。家から学校までを軽いダッシュで走破。朝練があるので部室に直行。部活はサッカー部だ。サッカー部を選んだ理由は1番厳しいらしいからだ。体操着に着替えて朝練に参加する。

朝練を終えHRを経て授業が始まる。今日は社会科からだ。ちなみにおれの勉強のできは普通である。平均的なこの学校の平均ぐらいだ。四限が終わって昼休み。特に用事がないときは幼馴染の祐と一緒に食べる。


「晴哉のはいつも通り賑やかなお弁当だね。」


「そういう祐は相変わらず内容にこだわっているのか?」


「当たり前だろ。食が人生を支えているんだ。完璧な栄養摂取は完璧な日常につながる。」


祐は基本的にどんなことでも頭がいい。日々の生活は論理的にベストなことで埋め尽くされており無駄がない完璧な生活をおくっている。多分健康なままかなりの長生きをすると思う。

ちなみにおれの弁当が賑やかなのは冬華のお手製だからだ。冬華は機能重視の祐と違って見栄えにもこだわりがある。

さらにちなみにその冬華はクーデリアのお世話をするために学校を休むという英断を下した。一応言っておくが冬華はサボりたい人ではなく、寧ろ学校好きな人だ。


「あぁそうだ、祐。今日の放課後にちょっといいか?祐に聞きたいことがあるんだ。」


「構わないけど、今ここで出来ない相談なのかい?」


「あーそうだな。できるだけ秘密にしたい話だ。」


「わかった。けど放課後って晴哉部活は大丈夫なのかい?」


「……多分大丈夫だよ。」


「そう?なんなら今から人気のない場所にいって話を聞こうか?」


「あーそうしてもらったほうが助かるかも……。」


「それじゃ、場所を変えよう。」


祐オススメの昼休み過疎スポットに移動して、昨日おれの身に起こった不可思議な事件についてはなす。


「……凡そ科学的じゃないな。異世界っいうのもそこまで来るとうそじゃないのかもしれないな。それと、あいにくだけど次元を超えるなんてことはこっちではまだできないと思う。」


「だよなぁ。どうすればいいかな?」


「ひとまず現状を受け入れてもらうべきだね。故郷がピンチなのは同情するが帰れないのではどうしようもない。いつまでもずるずる引きずるぐらいなら諦めてしまうのがいいだろう。そういう訳だからおれの方でも方法がないか検討してみるが、それはクーデリアさんには伝えなくていい。」


「……わかった。それじゃ一刻も早くクーデリアにはこっちの生活に慣れてもらうことにするよ。ありがとう祐。」


「あぁ。まだなんの力にも慣れてないけどね。」


ちょうど休みの終わりを告げるチャイムがなったのでそこで教室に戻る。












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