1/1
ヲタクに走る男 その名は、
出会いがあれば別れもある。それすなわち必然。俺は一般の人より多くそれらを経験してきたと自負している。いつからだろう、四半期ごとか半年ごとに出会いと別れを繰り返し始めたのは?「、、まぁいいや」と軽く流し、深夜にブルーライトを一身に浴びる。
前期は魔法少女ものが熱かったな、と感傷に浸りながらテレビに映る女の子たちを見ている男、小作航は今年から高校に進学したヲタク男子である。新アニメを見始め早三十分、見終えてからの感想「薄い本が厚くなるような作品だな」と考えながら、俺は寝支度に入る人生捨てた系男子、自分で考えて悲しくなるが、女の子たちが可愛いのが悪い、三次元には希望がないのがいけないと責任転換をし明日?いや、今日のために寝入る。「明日の新作はバトルもの、あまり見ないジャンルだけど一応な」と考えている間に眠りに落ちた。