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毒舌少女書いてみたかったので書きました。

毒舌少ない・・・・・・かな?

私、シャルレシアは、八歳である。

そして、一国の王女でもある。

これは、わたしと、二人の(・・・)執事の日常生活を描いた物語である。


****************************


「・・・・・・様。お嬢様、もう起きてください、朝ですよ」

むにゃ・・・・・・せっかくよく眠れているのに起こすとは・・・・・・。

「寝る子は育つ」という言葉を知らないのでしょうかね・・・・・・。

「起きないのでしたら、これから外出禁止にしますよ」

はいはい、お好きに煮るなり焼くなりしてくださ・・・・・・

「ん!? がいしゅつきんし!?」

「そうですよ。外出禁止になったら、お嬢様の好きな《ラ・ベリービュ》の

大粒ラズベリータルトが食べれなくなりますねぇ」

な、一日限定百個で、発売開始五分で完売になるというあのタルトが

タベラレナクナルですと!? 

いや、それより未来の女王陛下を脅すというのですか!?

そんな無礼極まりない者には・・・・・・

「お嬢様、起きてくださ、グホッ、ゴホッ!!

・・・・・・ちょっと、お嬢様何するんですか!?」

はて? 別に膝蹴りしただけですけど。

「イヤイヤ、ちょっと『わたし何もしてません』的な顔やめてくれません!?

まるでこっちが加害者みたいじゃないですか・・・・・・。

イヤ、それより急に膝蹴りとかありですか!?」

ぬぅ・・・・・・ブレイモノのくせに口ごたえするとは。

あれ? そういえば、この声どっかで聞いた気がします・・・・・・。

う――、思い出せません。ま、いっか。

さて、膝蹴りか〜ら〜の〜

ドスッ!

「お嬢様、もういいかげん起きてくだグホッ!ゲホッ!

・・・・・・お腹が。お腹に枕がっ・・・・・・!!」

そんな無礼な口をきくからですよ。枕が当たっても文句は言えないのではないですか?

「あ、う、お腹がぁ・・・・・・!」

あ、言い忘れてましたけど、その枕二十キロ近くしますよ。

あと、叫ぶな近所迷惑め!

「き、厳しい・・・・・・」

ふん、まったく、いい迷惑です。

こうして、わたしの朝ははじまりました。












シャルレシアの日記


○月△日

朝 ブレイモノに脅されながら起きました。

  気分、と―――ってもこの上なく最悪ナウです。

  


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