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※この物語には神様が含まれています(没)  作者: 竹梅虎
全ては私の実験の為に贄となるのみ ―development―
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第2章第1節5 増幅―Amplifier―

少々グロテスクな表現はありますが5です。

お久しぶりです(; 'ω')

「…こ…これは…」

 真っ赤な血で染められた室内はここで何が起きたのかを見事に物語っていた。

 生臭い血の臭いが吐き気を誘った。

「あの娘に…見せては行けない場所だ。まだ知らない方が良いだろう」

「All、お前の力でどうにかならないのか?」

「どうにかなるならないの問題ではないなこれは。よく部屋を見ろ」

「よく見ろと言われても部屋には……ん?」

 そこで初めて気づいた。


 死体が…ない。


 この世界の設定上死体は残るはずだが、それがない

 つまり

「誰かが死体を持ち去った…?」

「まぁ、そういうことだな。お前の仲間が死んだわけではないようだが。」

「は?じゃあこの血は…?」

「お前の仲間が襲撃部隊を殺った可能性もあるって事だ。」

 俺を襲った奴だってあのスピード…あいつらって意外と強かったんだな…

「そういやあいつらが生きてるっていう情報はどこから出てくるんだ?」

「お前に本を渡したのって誰だっけ?」

「いや、何も見らずに言い切ったからだよ」

 ああ、それはな、と言い俺の目に手を被せてシステムコード、readと言った。

「目にreadの能力を与えた。開いて見てみろ。」

 目を開いて室内を見ると緑の煙の様なものいくつかが見えた。

「…これは?」

「お前らが能力を使うときに出るものだ。バグや不正確認用に使ってるものだが…あれを見ろ。」

「…色が少し…濃い?」

 Allがさした先には気持ち程度緑が濃い煙があった。

「この煙はバグや不正確認用に作ったものだと言っただろ?勿論バグやら不正があった場合別の色で表示してるんだがそれでも何万ものプレーヤーがいると町が緑で染まるわけだよ。それで色に濃淡をつけてある一定以上に古いものは自然と消えるプログラムを仕込んでるんだ。」

「ほう」

「で、これはTravelの能力コードが出てる。」

「ああ、つまり…Travelが皆と逃げた可能性が大…と」

「一人で逃げる様な性格か一人で逃げなきゃいけない状況じゃなきゃな。」

「じゃあ後は本で場所を確認すれば…ってあれ?」

「ああ、すまない。本は消させてもらった。」

「…なぜ?」

「私たち以外に読まれると困るからな。まあ大体の場所は分かるぞ。」

「どこだ?」

 えーっとなと言いAllは地図を呼び出し、指で示す。

「…?Travel、Lose、AirとUnderstand、Amplifierが別の場所にいるんだな。」

「どうもそうみたいだな。まあTravelに抵抗系の能力が入ってるところを見ると中断のせいで到着地点がバラバラになった…と考えるのが妥当な線だろうな」

「そういう能力もあるのか…」

「で、どっち追うんだ?」

「というと?」

「このまま逃げるのか?」

「そんなわけないだろ?」

「そう言うと思ったよ。で、どっちがいい?」

「Travelがいればと逃げることはできるだろうからとりあえずAmplifier達を追う。」

「了解した。」

 そういった時に少し疑問が生じた。

「そう言えばAmplifierの能力ってなんなんだ?」

「そのままだよ。増幅。他人の能力を増幅したり、2人以上の能力を混ぜて新しい能力を作ったりもできる」

「混ぜる?」

「ああ。例えばお前の能力とHealの能力を足せば回復剤とか作れるようになるぞ」

 なるほどな…と思いつつAmplifier達のいる場所へと向かった。。。

(特に書く事無くなってきたなぁ…)

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