第2章第1節3 元凶―Game―
メールで送信したのを完全に乗せ忘れてましたすいません…
「名前も顔も同じ…ってなんでそんな事を?」
この世界を統べる神々…第2権限にすら分からないように作るのは理由があるはずだ。
「単純な事さ。唯一神だからだよ。」
「…?理由になってないじゃないか。」
そこにHealが入り込む
「"唯一無二の存在は単独であり、複数ではない"そうですよね。」
「そこの嬢ちゃんは話が早くていいね。」
「…?どういうことだ?Heal」
「ですから、この世界における唯一神は"All"ただ一人。それが複数いるのはおかしいから同じ名前、顔にして、唯一の神として君臨してるんです。」
この二人は何か勘違いをしてるようだ。
「俺が聞きたいのは"なぜ複数いる必要があるか"と言うことなんだが」
「…ああ、なるほど。それは私にもよくわからないよ。」
「創造神と統一神。」
突然、上から人影が降りてきた。
…All!?
「ちなみに私は創造神の方。ここでは分かりやすいように本来のコードネーム"All maker"と名乗るとしましょうか。」
「"全てを作り出す者"…ですか。」
分かりやすく、かつ最強だと分かる名前だ。
「…ん?でも俺の"Object"の能力もほとんど同じようなもんじゃないのか?」
実質全てを作り出せるからな。…ランダム要素はあるものの。
「ああ、キミの能力には制限があってね。ジャンルからランダムで手にはいるのはキミの事だしもう分かってるだろうけど、その上、単数でしか呼び出せなかったり、呼び出せば呼び出すほど質が悪くなりやすくなったり、伝説級のアイテムはランダムテーブルに置いてなかったりと結構厳しい能力設定なんだ」
「Objectは最強に最も近いが、最弱にも最も近い能力…。
上の考えとしては坊主の力を知りたいんだろう」
「俺の…力?図られるほどの力はないはずだけど」
「…ああ、キミ達はここに来るまでに関する記憶がごっそり抜けてるんだったな。キミはあの統一神に"面白い事"を言ったらしい。何を言ったのかは聞かせてくれなかったがね」
何を言ったんだろうか俺は。挑戦状でも叩きつけたんだろうか?
「まあそれで、キミのところに暇潰しに来たわけだ。1ヶ月の暇潰しに少々ゲームをしようと思ってね。」
「ゲーム?」
「うん、少々余興にと思ってね。まあそれどころじゃ無かったようだけどね」
「その事だが、と言うことは犯人はもう一人のAll…統一神の方でいいのか?」
「いや、その線は無い。この一週間現実でこの世界を完成させた記念に統一神と旅行に行ってたからな。」
「それに"俺たちの中に"と死神が書くってことは第2権限だろう。一応俺たちでもAllになりすまそうと思えばなりすませるしな。その上、一週間はほとんどの権限がこっちに来てたからな。システム改変も――」
その時だった。
"ビル"の窓ガラスが突然割れた。
次話は遅くなるかと思います。
大体の話は頭にあるのでお待たせすることはないとは思いますけど…w




