第2章第1節2 嘘つき―Liar―
この話以降一気に単語が増えます。ご了承ください。(直書きで書いてるので私が忘れるかも…w)
「裏切り者…?」
宛はAll。
なのでAllと、この…Death God(直訳すると"死神"だろうか)+αでEscapeのようなチームを組んでいたのだろうか?
いや、Allは唯一神。チームを組む必要性というものがない。
そう考えると製作者側の事だろうか。
この世界の大きさを考えるに製作作業は一人じゃまず終わらない。
分担して作ったと考えるべきだ。
そう考えるとここにいたであろうDeath Godもなんらかの部分で製作に関わったのだろう。
そこまで考えた時だった。
「キミたちは誰だね?」
その男はいつの間にか俺とHealの背後に立っていた。
短刀を掴もうと腰に手を伸ばす――が、そこにあるはずの短刀が無い。
「まあ待て、私は敵ではないよ。落ち着きたまえ。」
振り返ってみるとそこには短刀をペン回しの要領で回しながら立つ、黒いフードを被った男が立っていた。
そして短刀を俺に返してきた。
…俺のだ。いつ盗られたんだろうか。
「お前は誰だ。」
「名を聞く時は自分から名乗るのが常識だろう?」
「この世界では人の背後に立っていいという常識があるのか?」
そう聞くと男は軽く笑った。
「キミ面白いね。ちょっと興味が沸いたよ。私の名前はTrap God。この世界を統べる神の一人さ。」
「"統べる神の一人"って、神って唯一神Allだけじゃないんですか?」
そこまで無言だったHealが喋る。
「唯一神すら"唯一"ではないんだがな。まあそれは置いとくとして、私たちは唯一神に支えし第二階級プレーヤーさ。」
「ちょっと待て、唯一神すら"唯一"じゃないってどういうことだ。」
「ああ、私たちが支える唯一神…私たち製作者側は第一階級プレーヤーとか呼んでる存在は2人いるのさ。まあ片方は創造神だから正確には若干ながら違いがあるんだけどね。」
「"若干ながら"と言うことは他の部分の共通点は多いのか?」
「キミ鋭いね。というか名前も顔も同じだから私たち第二階級でもなかなか見分けはつかないけどね。」
話の中で説明するのが面倒なので書いておきます。
~Godと言う名は全て第二階級プレーヤーです。それだけです。




