世界観設定
一応『ネタばれ注意』と表示しておきます。
~世界について~
この世界は成長・進化する世界である。何が条件で、何がきっかけで成長・進化が行なわれるかはわからないが、突如成長・進化をする。しかも、その成長・進化は世界の一部だけであるため、町や村は現代的なのに一歩町や村から出ると中世のような風景となるほどあべこべになってしまう。ほかにも、武器と防具が近未来とまでは言わないがかなりの技術力を持つのに対し、道具類はゲームのアイテムのようなものばかりであったり、乗り物は現代的なのに対し、町や村の中以外の道路はむき出しの舗装されていない地面だったりする。
しかし狐白にとってこの世界は自分がハマっていたゲームである、VRMMO『残酷な真実』の世界観と同じで、ただ千年後だと言う違いだけであった。
~種族について~
この異世界には多くの種族が存在し、且つその人のステータスによって種族が突如変わる事がある。この事より世界中にいるエルフ・ドワーフ・獣人・竜人・妖精、果てまでは知恵ある獣の様に、ステータス次第で種族が決まるのだ。これにより、ハーフに生まれたとしても今後種族の変化が起きる可能性があるため忌み子として扱われる事は無い。現在は、平均的なステだと人族、魔法攻撃特化だとエルフ、技術力特化だとドワーフ、瞬発力特化だと獣人族、物理攻撃特化だと竜人族、魔力特化だと妖精族、体力特化だと賢獣族となる可能性が高い事がわかっている。これ以外のステ振り次第で新たな種族や希少種族になれると思われる。
~固有スキル~
人ごとに得られる固有スキルが違い、現在のところ最大で3つ固有スキルを持っている人物が確認されている。最低数は0個なのは言わずもがな。兄弟家族だからと言って同じ固有スキルを持っているとは限らない。固有スキルは何時の間にか増えている事もある。
~スキル~
スキルは総レベルが500分まで習得可能で、スキル5つで全てLv.100という事も出来るし、全てLv.10だが50個スキルを取る事もできるという様に個人の裁量次第である。
武器スキルが無いと武器がへたっぴのままであるため大抵の人は武器スキルを取る。
ただし、スキルの入手方法は未だに曖昧且つ、個人差があるためスキルを持っている人はそのスキルと相性がいいかかなり努力した人である、と学園の資料及び教科書などで教えられている。一般常識の様だ。
~ステータス~
ステータスは物理攻撃力(物攻)・物理防御力(物防)・魔法攻撃力(魔攻)・魔法防御力(魔防)・瞬発力(瞬発)・技術力(技術)・体力・魔力の八項目がある。※()内は略している場合の表示。
各ステはLv.100までであるがレベルが上がるたびに経験値使用量が上がるので中々100に到達しない。
ステ……~Lv.5:一般人、Lv.6~Lv.20:初級FA、Lv.21~Lv.35:中級FA、Lv.36~Lv.50:上級FA、Lv.51~Lv.65:聖獣級、Lv.66~Lv.80:魔王級、Lv.81~Lv.95:神級、Lv.96~Lv.100:邪神級という目安。どれか一つでも目安に達していたらそう呼ばれる。スキルにも経験値を使うので中々全体的にレベルが上がらない。いくつも高レベルを持つ人はそれほど努力をしているという証拠。
~フリー・エージェント・ギルド、通称『FAG』~
FAGはフリーエージェント登録者への仕事斡旋所である。仕事内容は食堂のアルバイトや各商店の売り子のアルバイトなどのアルバイト職。町掃除や大工仕事などの何でも屋業。魔獣や魔物、獣などを狩るハンター業。町から町を移動する商人の護衛などをする護衛業など多種多様の職業がある。依頼を達成する事で報酬としてお金やアイテムなどを得られ、且つ少量の経験値―――戦闘行為の方が多く手に入る―――も得られる。依頼達成数や貢献度によってFAGランクが上がる。
~FAGカードと身分証明カードとランク表示~
この異世界の住人はFAGカードか身分証明カードのどっちかを必ず所有している。身分証明カードとは、一般人(平民・貴族・王族など)・商人・鍛冶師などFAでない人が持つ身分を証明するものである。FAGカードはFA専用のカードで、登録するとき身分証明カードと専用のカードを融合させることで得られる。このカードを持っていないと仕事を受けられない。
またFAGカードにはランク表示がされており、低い方から茶・橙・黄・黄緑・緑・水・青・紫・赤・黒・灰・白・銀・金・虹と15色に分けられている。
~FAGカードの便利機能~
このカードには便利機能がいろいろ付いている。普段のカードには身分証明書と同じ項目である個人情報欄―――名前、種族、出身地、身分または職、年齢と性別―――が表示されている―――FAGカードの場合は、この他に二つ名、どんな前衛または後衛か、組んでいるチーム名、所属パーティ名も表示されている―――が、カード右上に見たい情報の表示があるのでそこを触れると、その情報に表示が切り替えられる。見られる他の情報にはステータス欄・スキル及び固有スキル等のスキル欄・収納アイテム欄・依頼内容や図鑑、地図が確認できるページ・その他設定があり、ステータスは現在の各ステータスレベルが確認でき、スキル欄はスキルレベルや固有スキルが確認できる。収納アイテム欄は装備一覧とFAGカードに収納されているアイテムを確認でき、依頼内容や図鑑、地図は現在受けている依頼内容、モンスター情報・薬草情報・指名手配情報、地図が閲覧でき、地図は更に世界地図から現在地周辺地図まで細かくも見られる。その他設定では、個人情報を他人にどこまで閲覧を許せるかなど設定できる。これ以外にも色々機能があるようだ。
~武器と防具について~
武器は核・外装・魔導刻印の3つからなり、コアは各人のステータス値を上昇させるが長く愛用するほど上昇値が上がる。いいコアほどステを複数上昇させる。外装は堅く頑丈でありながらファッション性も問われる物で色々な柄や形があり、オーダーメイドもできる。魔導刻印は外装の柄を邪魔せずに刻む事が出来、コアの能力上昇値をアップさせたりスキルの威力上昇補助をしてくれる。よい外装ほど多くの魔導刻印が刻める。
防具は今ではファッションにも力がこもっていて、日常服系からコスプレ系まで多くある。しかし能力は高性能で、対物理・体魔法攻撃の魔導刻印が刻まれている。他にも魔力を消費しての自動修復や汚れ防止且つ汚れ取り機能等もある。高級素材ほど多くの魔導刻印が刻めるのは武器と変わらない。
~魔導薬莢について~
『魔導薬莢』とは『魔弾』とも言われ、スキルの発動を詠唱無し、且つ魔法陣を即座に発動させてくれる優れものだ。本来は後衛の人への補助アイテムとして開発されたものだが、開発が進むにつれ、これを使うとスキルの威力も少し上がる様に成り(スキルの威力は魔力依存のため)、前衛職の人も好んで使う様になった。そのため、この世界の武器には魔弾が装填できるようになっており、銃の弾の装填の仕方と同じで、数発の魔導薬莢の入ったカートリッジをマガジンに込め、それを装填するものと一発ずつ魔導薬莢をシリンダーに装填していく二つのタイプがある。スキルは魔導薬莢を利用しなければ使えないという事は無いが使わなければ威力が下がったり、詠唱や魔法陣を描く必要があるため、誰もが魔導薬莢を予備も含め多めに持ち歩いている。魔導薬莢は学生品・一般品・高級品があり、学生品はその名の通り学生が小遣い欲しさに作る物や将来鍛冶師になる人などの見習いが作る物で、一般品はギルドが大量生産で作る物、高級品は鍛冶師が一つ一つ丁寧に作った物を示す。そのため学生品は色々とロスがあり威力が低いしスキル発動が遅くなるため格安で提供され、一般品は安定した一品で威力とスキル発動速度は並で、高級品は作る人によって多少差はあるが威力は高く、スキル発動速度は快速であるため値段が張る。FAなりたての人は学生品の魔導薬莢をよく利用し、中級者は一般品の魔導薬莢をよく利用している。上位FAは依頼が難しくなるため高級品が普通。
追々追加していきます。