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「別れたのは今日じゃない」  作者: れんれん


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2/6

気づいたときには、もう遅かった



「別れよう」


あのときは、正直よくわからなかった。


急だな、って。


なんで今?って。


少し冷静じゃないだけだろ、って。


---


最初の数日は、普通に過ごしてた。


そのうち戻るだろうと思ってたし、

連絡すれば会えると思ってた。


実際、前にもケンカはあったし。


今回も同じだと、思ってた。


---


でも、返信が来ない。


既読もつかない。


少しずつ、違和感が出てくる。


---


『ちゃんと向き合えてなかったかも』


送ってみる。


少し考えてから、消して、また送る。


既読はつかない。


---


なんとなく、思い出す。


既読が遅くなってたの、あいつだったな、とか。

会う回数、減ってたな、とか。


でもそれって、普通だと思ってた。


忙しいし、そんなもんだろって。


---


『会えない?』


送ってから、スマホを見続ける。


返ってこない。


---


なんでだよ、って思う。


そんなに怒ることか?って。


そんなに大事なことだったか?って。


---


でも——


その「そんなに」が、たぶん違ったんだと思う。


---


最後に送った。


『やっぱりお前がいい』


---


送ったあと、わかる。


もう遅いって。


たぶん、もうとっくに終わってたんだって。


---


俺が別れたのは、あの日だった。


でもあいつは、もっと前から終わってた。


---


同じ恋だったのに、


終わった日だけが、違ってた。

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