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青年の屈辱  作者: 船五郎
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自宅に引きこもるようになった勇樹

中学を卒業した勇樹。その後のエピソードを描きます。

勇樹は中学を卒業した後、ろくに就職もせず、家でゴロゴロしていた。また犬の散歩以外は外出しなかった。母親や姉はそんな勇樹を見て心配になった。


勇樹は猫も欲しがるようになり、新聞の募集要項に投稿し、子猫の譲受を募集した。子猫をもらい受けた勇樹は「クロ」と名付け、「テツ」と遊ばせてやった。動物の生態に感心のあった勇樹は、犬と猫のじゃれあいを見て研究しているような素振りだった。


元々日本史が好きだった勇樹だが、このころ世界史にも感心を持つようになり、母親から児童向け漫画世界史シリーズを買ってもらい、夢中になった。勇樹は紙に世界史の成り行きを記した文章を書くようになり、それを読んで自己満足の世界に浸った。


勇樹の姉は弟の自堕落な生活ぶりを見て心配になった。

「勇樹、あんた学校にも行かないでろくに働きもしないで、何考えているの!」

「うるさいなぁー、関係ないだろ」

「なによ、その口ぶりは」

勇樹と姉は頻繁に衝突するようになった。勿論勇樹は姉には口喧嘩じゃ勝てないのだが、勇樹は姉の事が大嫌いになり、ストレスを溜めるようになった。

このころ姉は短大を卒業し、インテリア関係の仕事に就いていたのだが、そういう家庭環境に不安を感じたのか、ある仏教系の新興宗教団体に入っていた。姉は勇樹にもその宗教を勧めたのだが、勇樹が受け入れることはなかった。

中学を卒業した勇樹は進学も就職もせず、自分の世界に引きこもるようになる。その後の彼の運命はどうなる⁉

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