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Lost Fantasia  作者: 眞弥。
第三章
49/105

第5話 乱入者

「ほ…本当なのか?あれが、半分だと?」


「厳密に言えば、分身体での上限を出し切る前に、お前に伸された。だから半分も出してはいない」


「…嘘だろ」


「…今より本来の俺の実力は、2倍以上だ…。だが、それより強い奴等が居る。意味が、分かるか?」



その言葉の意味を理解し、言葉が出てこないレオン達。

レオンが何かを言おうとはするも、そこに突如やって来たのは。



「やっほ~。ここで何してるのさ、マリウス?」


「…!?誰だ…?」


「や、僕はラディリアス。そこの彼と同じ、魔王軍幹部の一人さ」


「…何しにここに来た、ラディリアス…」


「いやー、ほんとは来るつもり無かったんだけどね。でも、君が分身(ドッペルゲンガー)まで使って勇者に会いに来てるからさ。気になっちゃったんだよね」


「お前…俺の邪魔を―」



言い終えるより早く、彼が裏拳で軽く叩き、マリウスの分身体を消し去る。



「…え?」


「どうせ後でまた来るから大丈夫だよ。さ、それより僕の話を聞いてくれる?」



◇◇◇



何を考えているか分からない、不思議な笑みを浮かべてレオンに話し掛けるラディリアス。レオンは先ほど以上に警戒を強める。



「お前は俺達に何の用だ…」


「ほんとはもう関わるつもり無かったんだよ?でも、カイデンの部下とかが何やら勝手やってるからさ。僕もその、試練?に参加しようと思ってね。あぁ、安心して。これで命を取る気は無いよ。ただ…」


「ただ?」


「君が勇者足り得るのかどうか、僕が試させてもらうね。それだけだよ」


「…それに認められなかったら?」


「魔大陸には来させない。真の勇者を知っている身として、自(・)称(・)勇者なんて僕は認めない。それに、わざわざ死ぬ事を知ってて放置したい奴は居ないだろ?」


「な…お前、一体何―」



ジークがラディリアスに何かを言おうとした瞬間、地面が揺れ始める。



「さて、君達にはちょっとしたゲームをしてもらうよ」


「誰がそんなこと…なっ!?」



ジークがラディリアスに向かおうとした瞬間、突如地面が揺れ動き、レオン以外の3人を土の監獄に拘束してしまう。



「お前…俺の仲間に何を!」


「黙れ。良いか…これは僕とお前の試練なんだ。黙って聞いてろ」



突然雰囲気が変わったラディリアスに、思わず気圧されかけるレオンだが剣を構え、臆する事なく立ち向かう。



「お前は何がしたいんだ!」


「言ったろ?ゲームだよ。但し、死のゲームさ」


「…」


「さぁ、問う。レオン·ヴァーミリオン。君には選択肢がある。君達は罠にかかった。一人動ける君はこの選択肢のいずれかを選ばねばならない。第一に、自身は助かるが、仲間は助からない道。第二に、仲間は助かり、自身は助からない道。そして第三は、共に死ぬ道だ。さぁ、君は何を選ぶ?」


「あ…」



出された問いを聞き、剣を落とすレオン。

それは、彼にとってのタブーの一つだった。

短くてすみません…

前後の話とまとめて書いていたら、短くなってしまいました…

九十九の方も更新するので許してください…


閲覧ありがとうございます。

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