4/7
04 事件
通りを三つくらい歩いた頃、予言の書に新たな一文が加わった。
次に書かれた文は、こうだった。
・一軒家で強盗事件が起きる。
それは自分に関係のある事なんだろうか。
首をかしげていると、ちょうど通り過ぎた家から黒ずくめのあやしい男たちが走り去っていくのが見えた。
持っていた大きめの袋から、しまいきれなかった札束とかコインがこぼれ落ちる。
家から出て来た住人が、泣く泣く追いかけていくのを見送った。
予言は、転生者に有利になる情報が書かれるわけではないようだった。
なら、いったいなんのためにあるんだろう。




