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02 押しつけがましい善意
気がついたら見知らぬ町に放り出されていた。
私は、異世界にほんとうに転生してしまったらしい。
水飲み場で水面に映った自分の姿を見ると、別人になっていた。
ぼうっとしてると、「予言の書をプレゼントしました」という声が聞こえてきて、目の前にボトッっと本が落ちて来た。
ぞんざいすぎる。
無視してそこから去ったら、百メートルくらい歩いた後、また「予言の書をプレゼントしました」というアナウンスがかかって、ボトッ。
どうやら、受け取るまでやめてくれないらしい。
さすがに百メートル歩く度にそんな事をされたら、うざすぎるのでやむなく手に取る事にした。




