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転校生は眠らない  作者: 柊まち
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イザナイ

俺は自室のベッドに寝転がり漫画雑誌を読みながら新しく発売された期間限定の関西風何とか味のスナック菓子に舌鼓を打っていた。

 ふと、脳の中を何かがかすめた。

健全な中学生男子である俺はその欲求が連載中の「妹と恋してみる?」のヒロインがスキー合宿の露天風呂で女体のそれが見え隠れしているシーンによって引き起こされたものだと悟る前にベルトの金具を緩める作業に入っていた。

 しかし、つかの間のルーチンワークに入る直前になって母親が俺を呼び止めた。

 「真ー、ちょっと話があるんだけどいいかしら・・・ってあんた半ケツ出して何してんの?」

 「うるせえんだよババア!部屋に入る時はノックしろって言ってるだろうが」

 「何顔真っ赤にして怒鳴ってんのよ、母さんあんたのことそんな風に育てたかしら」

 俺は行為を見られるという最悪の事態を避けられたことだけでも感謝し心の平静を保とうとしていた。

 「ところで話って何だよ。面倒なことはごめんだぞ」



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