第4話 アンチシールド
登場人物紹介
サユリ 次元捜査官。
ミユキ 次元捜査官。
スペード リバース四天王、防御の能力者
クラブ リバース四天王、幻惑の能力者
ダイヤ リバース四天王、閃光の能力者
ハート リバース四天王、誘惑の能力者
キング 反次元組織リバースのボス
*登場する名称等は全てフィクションです。
人類がパラレルワールドを管理する時代。
次元転移装置の開発により別の世界に行くことが出来るようになった。
しかし、別世界で悪事を働く犯罪者が現れ、それを取り締まる次元捜査庁が設立された。
「ジョウキョウカクニン。タイショウブツハアンゼントカクニンシタタメハカイハキョカデキマセン。」
「なんですって!」
「あれが安全なモノ...、次元犯罪者が設置しているのに。」
「ミユキ、とにかく調べましょう。」
「ええ、何か仕掛けがありそうね。」
リバースの設置した装置を見る。
「ねぇ、サユリ...。これって...。」
「次元捜査庁で使われるアンチシールドじゃない。」
「何でリバースの奴らが持ってんのよ。」
「それより、アンチシールド解除すれば...。」
「やれるわね。急ぎましょう。」
「ふぅ...、やっと解除出来たわ。」
「今なら出来るかな?」
「次元保安条項第2条に基づき、速やかに危険物の処理に当たります!」
「ジョウキョウカクニン。ハカイヲキョカシマス。」
「今度こそ!」
2人は銃を構え撃った。
機械は破壊され、次元の振動はおさまった。
「やったわね。」
「ええ、でもあのリバースにいるハートのエージェント。なんか...。」
「何か気になるの?」
「まさか...。」
通信機に緊急アラームが入る。
「どうしました長官。」
「君達の近くの次元で異常反応が出ている。至急現場に向かってくれ。」
「了解です。資料受信しました。」
「では次元転移します。」
「ここね。」
「あそこに誰かいる。」
近づく2人。
「あら、早かったわね、お二人さん。」
「あなた、エージェントハート。」
「いえ...あなたはかつて次元捜査庁にいたハルカさんでしょ。」
「ほう...、昔そんな名前でいた時もあったかな。」
「えっ、元捜査官なの...。どうして...。」
「まあ、つまらん理由さ。組織ってのが気に入らないのさ。」
「ハルカさん、あなた優秀な捜査官だったじゃない。何で反次元組織に入るのよ。」
「アンタらもさっき体験したんじゃないか?」
「装置を直ぐに破壊出来ないってこと?」
「それもある。けどね、悪い奴らに配慮し過ぎる所もあるのさ。確かに次元犯罪を良しとは思わんよ。だが時には必要なこともあるのさ。」
「なんでリバースに協力するんですか。」
「アタシゃ次元捜査庁に対抗出来ればいいだけだよ。別にリバースなんかには興味ないけどね。」
「リバースとは手を切って私達と一緒に出来ませんか。」
「残念だがそれは出来ないねぇ。アンタら2人はまだ真の次元捜査庁が見えていないようだ。」
「真の捜査庁...。」
「まあ、ここは元同僚の顔に免じて次元処理はしないでおくけど、次はないからね。」
「ハルカさん、捜査庁に何か怪しい所があるんですか?」
「それはアンタら自身で調べることだね。まあ、アタシもリバースに協力してるけど、別にあの組織がどうなろうと関係ないよ。」
「リバースの拠点はどこですか。」
「今のアンタらには教えられないかな。でも...。」
「真の次元捜査庁が分かれば...。」
「そういうこった。恐らく組織の裏が分かれば、2人ともアタシに合流したくなるだろうねぇ。」
「ハルカさん、私達必ず真実を見抜きます。その時は連絡してもいいですか。」
「ああ、アンタらを見てると昔の自分を思い出すよ。まあ、見抜く力があればだけどね。」
ハートは次元転移装置を使い消えた。
「ミユキ...、今までやってきたの...何だったんだろ...。」
「サユリは真面目だから分からないかもしれないけど、あの組織怪しいことはある。」
「ミユキは何か知ってるの?」
「ええ、簡単に言うと組織の都合のいいように指示出してるってことかな。」
「組織が犯罪を防ぐ為に指示出すのが変なのかな?」
「まあ、捜査庁に協力する犯罪者は庇い、反対する者は誰だろうと処分するからね。不公平ってやつだよ。」
「そんな...、何でそんな組織になったのかな...。」
「次元管理は複雑なんだよ。悪く見える正義もあるし、善に見える悪もいる。そもそも管理すること自体が矛盾なのかもね。」
「ミユキはどうするの?」
「反次元組織に加担するつもりはないけど、捜査庁に協力するのもなんかねぇ...。サユリは?」
「私は...、私は分からなくなって来たよ。」
「そう言うもんだよ。簡単には結論は出ない。でもやらなきゃならない事は1つだけどね。」
「ミユキはハルカさんに連絡するんだね。」
「元よりそのつもりだよ。サユリには強要しないよ。」
「私もミユキやハルカさんと一緒にやるよ。」
「厳しい道のりだけどね。」
「うん、でも真の次元管理を目指すならやるしかないよね。」
「それじゃハルカさんに連絡するけど、大丈夫ね?」
「私も覚悟が決まったよ。」
「それで、話って何かしら。」
「ハルカさん、私達も共に捜査庁に対して闘います。」
「2人共覚悟は出来てるかしら。相手はあの組織なのよ。」
「私が捜査官になったのは、次元の平和を願ったからです。組織を守る為ではありません。」
「そう...、ならこれより我々は反次元捜査庁のレジスタンス組織、『青き翼』として行動します。」
第5話 予告
次元捜査庁に対抗する反次元組織リバースとレジスタンス組織青き翼。
次元の間で激闘が今開戦する。
次回 「激突!次元断層」
何か激アツ回だったりして...。
まあ、こう言う展開...嫌いじゃないわ。
ではまた。




