表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/19

第五話 快感は鏡のように。

─────君が好きだ、エリカ。

それは、本当に一瞬のことだったんだ。



『グシャァァァ!!』


割れるように崩れ落ちた、霧島の肉片。断末魔も上げることなく、霧島は散った。

僕の手は、鏡の破片で血だらけになっている。その瞬間。僕は快感を知った。

気持ちいい。今まで反抗できなかったクソみたいな奴が、今、この一瞬でこの世から消え去ったんだ。

あんなに長い間苦しんだのに、一瞬でその苦しみが血とともに流れ落ちた。


『…ふっ……ククッ……ングッ………』


僕は、顔をパンパンにして、笑いをこらえた。もう、笑い泣きしそうだ。

ルンルンな気分で部屋に戻り、エリカたちの鏡を覗いた。


霧島は、原型のつかないくらいにぐしゃぐしゃになっている。へぇ、死に方はあっちにも反映されるんだ。


桜間『……はっ?…………!!!!!!!!!!!!』


エリカ『…………あっ……あぁ………あぁ!!!イヤァァァァァァァァァ!!!』


エリカは泣きながら叫んだ。後ろには壁があるのだが、パニックになっているせいか、必死に後ろに逃げようとしている。


エリカ『あぁぁぁ!!!……うわぁぁぁん!!!…誰かぁ!!!……だりぇかぁ!!!』


しばらくして、警察が到着した。エリカは白いタオルに包まれて、パトカーの中でうずくまっていた。

桜間はというと、必死になって事情を説明していた。



<><><>




事情を一通り説明した桜間は、エリカの元へ歩いた。


桜間『おい。…これで分かるだろ?今日。俺が脅迫したとか言ったら、殺すからな。』


そう言って、桜間は、分厚い札束をエリカに押し付けた。

僕は、そんな桜間の態度を見て、いらだった。


次は、お前にしてやるよ桜間。


僕はこの快感に取りつかれてしまったようだ。エリカには嫌なところを見せてしまったが、僕は、エリカが傷つかなければ、ただそれでいいんだ。そのためには仕方がなかったんだよ。


『………ック……アハハハハハハハハハハハ!!!!』


なんて楽しいんだ!!!あの桜間の震えた顔…!!!思い出すだけで、笑ってしまう。


『……アハハハハッ!!』





─────そんな彼を物陰で誰かが見ていた。








管理人『ようやく分かったようだね…』















管理人『ようこそ。()()()()ミラーワールドへ。』











毎日17時に投稿しています。忙しい時期になると投稿できないことがあるかもしれませんが、今後も畠山ジュリアを宜しくお願い致します。ところで、皆様のお好きなお顔はありますでしょうか?(((私はゲス顔が好みです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ