本の中
森に迷い込んだ少年は、何かに導かれる様に隠された地下への階段を下りていく。その先にあったのは大きな鳥籠で、中には少女が捕らえられていた。
自分を魔女だと言う少女は最後の魔力を使って、少年を此処へ導いたのだと言う。そして、少女には肉体はなく、外へ自由に出歩く為に生身の身体が必要だった。
少女は少年に取り憑き、自由を手に入れた。初めは身体の所有権を奪われて不満だった少年であったが、少女の素性を知った時居たたまれない気持ちになる。少女の為に何か出来ないかと考えるのだが、お伽噺の様に上手くいかず少女と永遠の別れを告げる事に。
全ては本の中――――
自分を魔女だと言う少女は最後の魔力を使って、少年を此処へ導いたのだと言う。そして、少女には肉体はなく、外へ自由に出歩く為に生身の身体が必要だった。
少女は少年に取り憑き、自由を手に入れた。初めは身体の所有権を奪われて不満だった少年であったが、少女の素性を知った時居たたまれない気持ちになる。少女の為に何か出来ないかと考えるのだが、お伽噺の様に上手くいかず少女と永遠の別れを告げる事に。
全ては本の中――――