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5Gで遠距離訓練が出来るらしいです

「メイドが早すぎる!」

思わず私のメイドさんが凄すぎてドラマのタイトルみたいなセリフを言ったし

(;゜Д゜)って、顔をしたけど戦闘は終了。戦闘終了と同時にネズミの死骸は煙になり、牙や皮などと魔石だけが残る。

前にゴブ夫さんが倒したオークも死骸は残らなかったように、この世界では何でも魔素と呼ばれる物が集まり魔物が生まれるらしく、魔物は倒されると必ず魔石を残し魔素の濃い部分は素材として残るらしい。


その魔石や素材だが纏めて運び後で退治した人物へと分配してくれるらしく今ノルンさん達が集めている。

その間に私はカフェさんを手招きしてマヨネーズや手押しポンプが思い出せなくなる呪いがあることを伝えておく。


[[オカシなエネルギーを関知しましたが、そのようなコトガ]]

カフェさんはエネルギーの観測も出来るらしく、彼女の目には空間からわき出るように現れた身体に悪そうな黒いモヤが私の身体が発光するように出した光に消されるのを見たとのこと。

軽く実験すると私だけでなくカフェさんも呪いによりマヨネーズを忘れるが、どうやら加護は私以外にも適用されるらしく、カフェさん曰く私から溢れた光が自分を包み込みすぐにマヨネーズを思い出した。

その加護だが、ステータスで確認すると一度使用されると24時間使えなくなる事が分かった。


「準備は終えたな?それじゃ出発するよ」

「はーい」

「オイオイネーチャンは向こうだろう?」

チッ(・ε・` )クズマさんと話すのも緊張するので、違う馬車に乗ろうとしたが筋肉質なオッサンにアッサリと猫のように首根っこを捕まれ移動される私…


「身分証が無くても町に入るだけなら私が何とかしますよ。」

「ありがとうございます」

緊張するから嫌で話さないのも勿体無いので、色々聞いてみると、町に入るには身分証が要るらしいし、冒険者になれば身分証代わりになると言う異世界転移のお決まり情報をゲット。一応マヨネーズに着いても説明。


異世界転移物で良く出てくるマヨネーズ。実は意外に失敗しやすい。ただし三つの条件を守れば割と簡単に作れる。

材料は全部常温で使用する。油は少しずつ入れていく。そして、かき混ぜる時はミキサー等でしっかりと撹拌する。

三つ目は流石にこの世界では無理と思われたが、カフェさんに魔法の使用をアドバイスされる。私も早く魔法を使いたいが練習無しや先生無しでは暴発したりしそうで怖いので

我慢≧皿≦;


「何分田舎暮らしでしたのでジョブと言うのは初めて知りましたよ」

「全ての町で出来る訳ではありませんからね。しかしジョブに着けば便利ですから」

それと、一番助かったのはジョブと言う物があると言う事。これはRPGの職業みたいなもので冒険者ギルドや教会で着けるらしい。

様々なスキルやアピリティーを覚えるらしく、すぐに着きたいものだ。


「クズマさん助かります」

「イヤイヤ、私こそ貴女達に命を助けられましたから」

で、町に到着してクズマさんかなり大物商人らしくアッサリ顔パスで、町の中に入れる事に、更にクズマさんは大きな町では宿屋を経営してるらしく、そこに泊めて貰えることに。

宿屋を経営する事で情報を集めることも宿賃の軽減等も出来るからとの事だが実にありがたい。


「では、ここから魔法の訓練を始めたいと思います。」

かなり大きめの部屋に泊めて貰える事になったので、今日は魔法の訓練をして明日ギルドに行くことにしたが…不安だ…何が不安かと言うと…


[[ご主人様お任せくだサイ]]

「いや、鼻息荒すぎでしょう?」

カフェさんがメチャクチャ張り切り鼻息の荒い事!

と言うよりゴーレムなのに鼻息あるのね!


「えっと、魔法を教えてくださいっと…」

[[ご主人ぁぁあ頼ってくださイヨ]]

○| ̄|_してるカフェさんをスルーしてメールを出して見る。始めに届いたのは紅蓮の魔術師メリオールさんから。だが、カフェさんに[[中二病]]とバッサリ切られる事に。ただ、私としては普通(?)の人もいるんだなと安心。


「魔力の扱い方次第で魔法の威力は決まる。分かったら集中」

「はい!」

そこで安心したのが悪かったのか次に来たのは、魔術師田中さん。見た目は黒髪にスーツ姿で完全に日本人のサラリーマン。なぜ姿が分かるかって、今テレビ電話でガンガン訓練を受けてるから。


「メイド起こせ!」

[[ご主人様おはようございマス]]

「ふがぁぉあ!鼻に!鼻に!水がぁあ!」

正直この人鬼である。まずは魔力を感じる事から始めろとカフェさんに魔法を放たせ、加減してるとはいえ魔法を私に生身で受けさせる。傷を負っても薬で直させ。それで魔力を何とか感じれるようになるとMP切れで気絶するまで魔法を使い続け、気絶してもカフェさんに水を掛けて起こさせ


「よし、回復!次いくぞ」

[[はい、ご主人様お薬デス]]

「溺れる!薬で溺れる!」

無理矢理口へと流し込まれる薬でMP回復。その後気絶するまで魔法を繰り返させる。ちなみに薬は大量に薬を所持した田中さんの使い魔を私が召喚し補充している。

こうして異世界初の夜は鬼の訓練で終えることに


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