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会話を繋げるのも準備は必要

「動くな」

「おいおい、俺はわりぃゴブリンじゃねぇからよぉ。武器を下ろしてくれや」

私が丘を下ってる間にもモンスター同士が餌を求め仲間割れしただけでオークを倒してくれたゴブ夫さんも襲ってくるのではと武器を構えていく鎧姿の人達。


「とにかく仲介しないと」

その為にも丘を下ってる最中に色々確認しないと、言語は聞こえてた言葉は分かったから言語理解のスキルは仕事をしてるようだ。

格好は私が事故の時着てた物では無くファンタジーでよくありそうな普通の服。多分女神様が転生の時用意してくれたのだろうが、せめて防具や武器も欲しかった。モンスターが出る場所で武装をしてないのは怪しまれるだろう。それでも現代の服装よりはマシだとポジティブに考えよう。

持ち物は後はスマホだけ。


さて、仲介をするにはこちらに好印象を持ってもらわないと、人は視覚の情報を重視する。だから背筋を伸ばせ。それだけでも自信が溢れてるように見えるし健康的に見えるはず。

後は笑顔を作れ唇を上げろ。前歯が見えることで暖かみのある印象を持てるはず。大丈夫歯はキチンと磨いてる。芸能人だけでなく転生者も歯は命だ。さぁ、準備は完了行くよ!


「こんにちは、私はツナデと申します。先程は襲われてたようなので、助太刀させて頂きました」

挨拶は大事だし名乗ることで情報を与える事により敵意が無いと示す。とは言えこの世界がどんな世界か殆ど分からないから転生者等の情報はまだ出せない。とにかくトーンは明るくこちらが話をしたいと示すべくゆっくり目で会話を心掛けてる。自分の事を捲し立てるような早口だと印象は悪くなるしね


「助太刀とはこのモンスターの事か?モンスターを操るとは君は調教師か召喚士か?」

この中では一番品質の良さそうな鎧を来た人が私に近づいてくる。多分声から女性だろう?それと多分ゲームとかで言うジョブなのだろう。二つの単語が出てきた。まだゴブ夫さんの事を警戒してるのか武器は下ろされないし、ゴブ夫さんも任せてくれてるのか無言で佇んでいる


「はい、彼はゴブ夫です。私は召喚士見習いです」

全て嘘を着くと会話に矛盾が入るから、ゴブ夫さんを召喚した事から召喚士に、そして詳しく答えれなくても大丈夫なように見習いと言う事にしておく


「助太刀感謝する。私はノルン。あれだけの強さのゴブリンを呼ぶとは見習いとは思えない力量だ。よっぽど師が優秀と思える」

「お褒めいただきありがとうございます」

ノルンさんが手を上げて合図をしたことで武器は下ろしてもらえた。まだ警戒はされてるようだけどそれでも、一先ずは安心だ。


~~~

あれから会話を繰り返しこちらの事は信用してもらえ今ノルンさん達は被害状況の確認をしている。私は少し魔力を使ったので回復をすると言う名目で少しだけ離れた位置でゴブ夫さんと地面に座り込み会話をしている


今の所兵士さん達との会話でノルンさん達は商人の護衛であること、そして私のような黒髪で江戸時代のような日本に近い島が西に有ることが分かった。下手に東から来たとか言わなくて良かったな。召喚師は数は少ないもののいるらしく、文献も残ってるらしい。なので、そういう文献で、独自に勉強した見習いと言うことにしている


「しかし、まさかあのハンドシェイカー会えるなんてぇ感激だぜぇ。あっ、これ魔王様から転生して大変だろうからと渡せと言われてたもんだ」

そして、ゴブ夫さんとの会話で魔王ことガルンさんに、戦争ゲームの事と思って戦略等のアドバイスをしたことが実は本当のことでそれが彼らの国を何度も救う事になり向こうでの私は諸葛亮公明のような名策略家だと思われてるらしい事も分かった。

何で○| ̄|_そうなるの?

(ちなみに魔物とは言え邪悪ではなく見た目以外は人間と変わらない。平和を求めガルンさんの国は人間と仲良くしたかったそうだが、何度も欲深い人間に侵略戦争を受けていた。現在は親交を深めた国も幾つかあるそうだ。)

で、ガルンさんは私に大変恩義を感じるらしく、容量や重量を百分の一にして入れる事が出来るバックと剣数日分の食料と水。薬を幾つか。それと、一人だと危ないからとゴーレムの設計図を貰った。ちなみに召喚魔方陣の事も詳しく教えてもらい 


○魔方陣は魔力さえ出せば何度も使える

○魔方陣から出てくる魔物は向こうでガルンさんが決めている(今回は転生したてで魔力が無くどんな状況でも対応できるように、会話ができてコストの低いゴブ夫さんが選ばれたらしい)

○呼び出された魔法は魔方陣に込められた魔力の質と量に応じて滞在時間が決まりそれを過ぎると自動で元の世界に戻るらしい


「おっとぉ、そろそろ戻る時間だ。何かあれば呼んでくれ。我ら魔王軍はいつだってあんたの助けになるぜ」

「今回はお世話になりました。私もゴブ夫さんやガルンさんが困った時は絶対に力になります」

時間が来たらしくゴブ夫さんは光になって消えてしまった。


「さてと、私もそろそろ戻ろうかな?」

「クソ、何て事だ」

取り敢えず貰ったゴーレムの設計図を私に作れるかなと見ながら、ノルンさん達の元へと向かってると叫び声が!えっ、またトラブルじゃないよね?

ノリノリになれる音楽が欲しいなと思う。今日

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