ネットは人のためならず
「うぅ、どうしたら良いのよ?武器もないチートスキル何て無いし」
丘の下には二足歩行のぶたさんに襲われている馬車と屈強な鎧の人達。助けたいと思うけど、私には無理だし
「ピコン!」
「えっ、メール!」
先ほど実際に試してみたスキル【スマホ】どう考えても役立たずなスマホを出すだけのスキルで出したスマホ。それがメールを受けて震え出した。
「だぁぁ!こんな大変な時なのに…」
そんな状況では無いと分かってるのに思わず条件反射で、メールを見てしまう何て罪悪感溢れそうになる。
『異世界転生ですか?大変ですね。僕も色々と協力したいので困った事があれば送った画像に魔力込めてください』
以前父親が亡くなり会社を受け継いだ物の部下の育成に困ってると相談を受けた魔王ガルンチェアさんからのメールには、信じてくれてるのか合わせてくれたのか同情のお言葉と複雑な魔方陣のような物が写された画像ともう1つ画像データー
「えっ、スマホが光だして!私キャパオーバーですなんだけど!」
メールを確認中魔方陣のような物が写った画像に触れた途端私の中から何が抜ける感覚と共に、スマホがいや、スマホに写った画像が光だして本当なら危なそうだからスマホを手放すべきなんだけどいきなり過ぎて私の手はスマホを離せなくなり、そこから光が飛び出して人のような形に変わっていき
「こんにちは、俺はゴブリンのごぶ夫です。ハンドシェイカー様でしょうか?」
「は…はい、ハンドシェイカーです。こんにちは…よろしく…お願いします」
光は次第に収まり現れたのは、身長145センチの私よりも高い。アメリカ人の俳優がゴブリンのメイクをしたような多分二メートル位の凄く強靭そうな肉体の持ち主。
「魔王様から貴女様の手伝いをするように言われたが、何に困ってんだ?」
多分私は凄く間抜けそうな顔をしてると思う。
だって、これって今までただのハンドルネームだと思ってた魔王が本当で私が今ゴブリンさんを召喚したと言うこと何だよね?
と言うよりネットの世界には魔王様が本当にいたりするんですか?とか魔王様ネットするんですね?とか色々聞きたい事あるんですけど…いや、そうじゃなくて今は……
「お願いします。ゴブ夫さん彼らをオーク達から助けてください」
今はピンチになってる人達を助けないと行けない。私はビシッと指差してオークを指差す。
「おうよ!分かったぜ」
「あっ!待ってくだ……」
ビシッとサムズアップしてくれたゴブリンさんに安心を覚えたが、次の瞬間凄く屈強そうなゴブ夫さんだけど物語何かでは有名な最弱キャラ候補のゴブリンであることそして一人なのを思い出して慌てて止めようと手を伸ばすが既に彼はオークの前まで躍り出ていて
「ゴブ夫さん!…えっと…頑張ってください…」
「任せろや」
ゴブ夫さんが握った拳をオークの頭部に放ったのだろう?早すぎて見えなかったがオークの頭部がパンと風船が割れるような音共に消えた。
多分私は(;゜Д゜)こんな顔してたと思う。
「取り敢えず確認しておこう」
心配するだけ無駄だと思わせる位にゴブ夫さんは強く襲われてた人達を助けながらオークを次々に倒していく。取り敢えず私は少しでも状況を理解したくてステータスを開く。
「MPが減ってる。先何か抜けた感じがしたのはMPかな?後どんどんレベルが上がってる。」
レベル4
HP 43/43
MP 16/28
力15
頑丈17
知性24
早さ12
器用32
運 5
個人スキル スマホ
「ゴブ夫さんがオークを倒すとレベルが上がってる。召喚した人の経験値が私にも入ってる?」
取り敢えず色々と分からないことは多いけど、兵士さん達はオークを減らしているゴブ夫さんも同じモンスターだからと敵意溢れる目で見てるし、私が仲介しないと
「あっ、その前にガルンさんにお礼のメールしないと」
私はスマホでガルンさんに助かりましたとメールを打ちながら丘の下へと降り始めた
はい、ノリに乗って二話目です。感想など書いてくださったらやる気に繋がりますし面白い話に繋げれると思いますのでお願いします