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93.取りすぎ注意


執務室に入るとすでに、テーブルの上に分けられた資料が並んでいた。

アリエスは優雅に私を出迎えた。



「お帰りなさいませ。お飲み物の準備は整っています。どうぞ、お席へ」

「あぁ」



私はいつも仕事をしている机の椅子に座った。

アリエスはせっせとティーカップに紅茶を注ぎ、私の前まで持ってきた。



「どうぞ。ご就寝前ですので少し薄めにしてあります」

「…そうか」



少し物足りないとは思うが、寝る前なのだから紅茶や珈琲はあまり取るべきではない。

……が。欲しくなってしまうのは、仕方がない。翌朝から仕事が立て込んでいる場合などを避ければ良いだけだ。



「薄くても旨いことには変わらんな」

「ありがとうございます」

「あぁ」



その後私は、アリエスに資料がどのように仕訳されているのかを説明されたのち、必要書類を完成させた。


時刻はすでに日付が変わっており、さすがに早起きは出来ないなと思い、明日…いやすでに今日は、遅めに起きるとアリエスに言伝てをした。1人に伝えておけば、今日の朝から行動する使用人達には伝わるからな。



「ロイ様。おやすみ?」

「あぁ」

「おやすみなさい」

「おやすみ」



執務室の前に戻ってきていたレオに、寝るのかと聞かれたのでそうだと答え、私は部屋へと戻り眠りについた。











数時間後。



「ん…」



カーテンから木漏れ日で目が覚めた私は、近くの時計に目をやる。



「7時か…ちょうどよい、っか」



私は体を起こし、身支度をする。

本来ならメイドに手伝ってもらうが、それをしてもらうのは社交界で着る服の時くらいだ。多くの貴族の目があるからな。

だから領地にいるときくらいは、出来るだけラフに自身で身支度をしたい。


――ガチャ


部屋の外には、日常を彷彿させるアリエスとレオが待っており、他の者の動向などを教えてくれる。

そこから私は今日の日程を考えながらダイニングへと向かった。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



取りすぎ注意なのは、カフェインですよね?確か。

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