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303.使用人から


おはようございます


その日の夕方。


レイラのメイドとしての仕事をするため、自宅から屋敷へと戻ってきていたクエリアから出会い頭に、



『デザインを選考していたなら、私も呼んで欲しかったです~!!』



と、少し不貞腐れた表情で言われた。多分、バルナから聞いたのだろうな。


…ノルイ達が来る事の詳細を話していた流れで、デザインの話にでもなったのか。それともバルナが自慢で……いや、自慢話しないな。

まぁ、詳しく知っても何もないのだが。






――ノルイが去ってから数日は、警戒態勢とロシュが怪我をしているの以外、いつも通りの日常が過ぎていっていた。







あれから仕事も落ち着いてきた今日は、ノルイが完成品の鉄格子の持って来る日。


さすがに窓全部につけるとなると1週間はかかると言われたため、取り急ぎつけておきたいライラとレイラ、そして私の部屋の窓分だけ今日持ってきてもらうことになっていた。


重要書類がある執務室は元々ついていたし、あとは人が住まう場所の防衛面があれば、少しは警戒範囲が収まり、別の場所の警戒へと当てられる。

私はノルイが持って来るであろう鉄格子を、2階にある我々の私室に運ぶための人員であるスピオンとイブラン、私の専属であるレオとアリエス、ベガと共にダイニングで到着を待っていた。


今回は2階に階段から運ぶのではなく、ダイニングの外からライラ達と私の部屋へ梯子をかけての設置とした。

内側から通って運んだ方が早いのだが、年頃であるこども達の部屋に、他人が出入りするのは避けたかったというのもある。


なら私の部屋から……という話にあの日になったのだが、即座にアリエスから否と言われ、イブランには後で他の使用人にも諌められるだろうと、進言され自室からの作業をすることはなくなり、1階から2階にベランダへと登り作業をする手筈となったというわけだ。

もう事件の痕跡は片付けたのだから、入ってくれても構わなかったのだがな…。




まぁ鉄格子の設置に関しては男が3人以上もいれば、どこからやっても作業効率は早くなるだろうしな。と納得した。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ライラとレイラの部屋のベランダは繋がっており、ロシュの部屋はベランダがありません。


しかし、ロシュの部屋の窓と2人の部屋のベランダまでの距離は梯子を橋のようにかけれる程には近くにあるため、ロシュは自らの部屋から鉄格子の受け渡しを提案しようとしました。





又。

ツイッターにて、グランツェッタ家のアバウトな見取り図を投稿してありますので、距離などが気になるようでしたらメディアよりお探しください。




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