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285.過多も身体に良くはない。


おはようございます!


深い睡眠をしてしまった…。



――深い睡眠とは。

短時間の睡眠で気力回復などができていた者が、普段の倍の時間を寝てしまっていた時の事を示す。

ただし、ロシュが深い睡眠だと使っているだけで、他の言い方をするならば『寝すぎた』『睡眠過多』などが適応される。



普段短時間睡眠の人間が、気絶や薬など以外で長時間の眠りにつくと、翌日の気だるさが酷い。


いや。寝ていろと言われていたのだ。

この気だるさがあった方が寝ていやすいなと、考えなおした。


窓の木漏れ日から察するに、いつもの通りの時刻に起きたと思われる…

昨日と同じように身体を起こしてみる…が、背筋が痛みでゾクッした悪寒を感じたため、起き上がることをやめた。

暇になったが気だるさに身を任せておけば、疲労と身体に残ってまた眠れる気がしたからだ。








――ガチャ。


私はドアが開いた音で目を開けた。



「ロイ様。おはようございます」

『あぁ』



あれから私はアリエスが声をかけるまでずっと、考え事に徹していた。

1度起きてしまったからだろうか。眠気は何処かへ行き、ただただ疲れと傷が少し痛むのを感じるだけだった。


目を瞑って何もせずにいるのは退屈でストレスだ。イライラとする感情を何とか別のものに向けようと、領地の発展のため考えを思い浮かべた。

ただ思い付いた案を実行するためには、資料や調査を再度見直したりする必要があったため、『できる』『できない』の結論に至れず、むしゃくしゃとしそうになった。


気持ちを抑え、あらゆる考えをした結果。

脳内で1人チェスをし、時間を潰した。相手がいないのが弱点と思われるが、相手は互角の考えを持った自分だ。買っても負けても自分の勝利であることに変わりはないのだが…これがなかなかに面白くもあった。

手を抜けば勝ち負けなどすぐにつくが、それをせずにする盤は楽しかった。


そのためアリエスが来たときは起きたときよりはモヤモヤとした鬱憤に似た感情は何処かへ飛んでいっていたな。






――その日を含む丸2日間。ロシュはほとんどをベッドの上で世話をされながら、暇を潰しながら安静に過ごした。




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~まえもってのお知らせ~

13日の投稿をしたのち、8月14日~8月18日までお盆休みを取らせていただきます。

この文は、活動報告に記載いたしてあります。



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