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280/372

280.分かればいいんだ


おはようございます


それからアリエスは、私がライラ達と共に食べることになっていたためにレイラがしたかった事を理解し、協力してくれた。


ダメだと思っていたライラ達は驚いた様子だったが、快諾してくれているうちにと、また作業をアリエスと共に始めた。

といっても、もうテーブルを動かすだけのようだがな。


アルタと外にいたレオで、テーブルをベッドの側まで移動したのを確認したレイラは、プレースマットの1つをベッド側に移動させていた。

この状態だとレイラは、私の隣で共にベッドを椅子代わりにすることになるのだが…いや。むしろそれがしたいのか。と自問自答をした。


その間にも夕食の準備が着々と整い、飲み物が置かれた所で全てが整ったようだ。

レイラとライラの食事を持ってきたスロウは、『本日は食べやすいように、2種のパスタとサラダのにしてあります』と伝え下がっていった。

コースのように出していたいつもの食事とは違い、テーブルには1食分が並べられていたため、そうなるだろうとは思っていた。


コース料理にすると2階に上げ下げしに来るのが大変だからな。スープを溢した日には掃除も大変だからな。あと単純に危ない。


そしてクロッシュに覆われていた私の夕食の説明は、作り持ってきたアリエスがした。



「ロイ様の御夕食ですが、消化吸収に良いように粥仕立てとなっています」



アリエスは説明し終えるとクロッシュを開けた。



「……」

「うわ」

「アルタ」

「ごめんなさい…」



いつもより2倍増しで濃い色の回復料理がそこにはあった。


これは食べる直前まで見せなかったのも分かる。

ずっと見ていたら食欲が削がれる気分になる。

ライラの後ろに控えていたアルタが、思わず見た目に引いて声を出したのを、ライラから窘められていた。


食べ始めの音頭はライラに任せることをアリエス経由で伝えたため、彼が発した挨拶で皆食べ始めたのだった。




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また明日もお休み日のため、次回更新は8/5となります。

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