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237.書類作る者達


それから私、バルナ、サジリウス、クエリアの4人は『プリリル公爵家の降格に関して発生する書類』を作成していった。


プリリル公爵家は街の長を努めていたが、今回の爵位降格と共にその座からも降りてもらう。

さらに産業の指揮権も所有していたためそれも剥奪となるが、公爵には指導力があるため、関連の小規模産業の行ってもらう。

もらえる給金は落ちるが仕事は続けられるため、生活に困ることはないだろう。


だがそれぞれの引き継ぎを探すのが大変だ。

プリリル家が長年努めていたことをまるっとやらせるのだ。『公爵だから』で引き継がせることはできない。


そして爵位降格による住民票の書き換え。

これが1番大変だ。国に対して提出する書類、領地に残しておく書類、街に置いておく書類。

全て似たり寄ったりの内容になるが、場所によっては書かなくて良いこともある。それを2枚づつ書かねばならない。

…まぁ、私は大変だとは思うが辛いとは思わんがな。


適材適所で書類を纏めていくため、役回りを告げた。


街の長の引き継ぎを探すのはバルナ。使用人の募集などで培われた見定める目が役立つだろう。

産業の指導者を探すのは同じ理由でサジリウスだ。

書き換えは必然的にクエリアとなり、私はそれぞれの最終確認と王都に提出する事の経緯、新たな者へと渡す書類を書くことになった。


私とクエリアの書類内容の違いだが、私は『プリリル家の爵位降格までの経緯』を記すのに対し、クエリアは『プリリルと書かれた書類を1から書き直す』の違いがある。



「ロイ様。お飲み物はいかがなさいますか?」

「毎度違うのもを頼む。食事に関してだが、油の多いものは控えるように伝えてくれ」

「かしこまりました」



アリエスの休息時の飲み物を聞いてきたため、違う味が良いことを伝えると、そのまま晩御飯の食事内容をスロウに伝えるよう言った。



「晩まで集中していこう」

「「「はい」」」



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