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鬱ったら書く。  作者: ナナオ
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誰にだって悩みはある。

その大きさの大小はあるかもしれない。だが、悩みのない人はいない。

いかにも悩みなどなさそうでも、何かしら抱えていることが多いのだ。

「○○ちゃんって悩みなさそうだよねー」

という一言に傷つく者もいる。



悩みをさらけ出す人がいる。

悩みを抱え込む人がいる。

悩みを忘れている人がいる。


友達がいつもと違う。

「どうしたの?」と聞いても答えない。


無理をしているように見える。

辛そうに見える。

いつもより遠くを見ている時が長い。


あなたならどうする?





美味しいものを食べたら

ちょっと聞いてあげたら

楽しいことをしたら





悩みを言える友達はいるだろうか。

家族には言えるだろうか。

先生には、上司には。

カウンセラーには。


辛いことは自分だけで何とかできない。

一人で解決しようとすると、見誤る。

生きることを止めるしかない、と思ったりする。


だから、話してほしい。

現実は関係ない。わきに置いておいて。

一番話しやすい相手に。


そんなことかと言われるかもしれない。

それは大変だねと言われるかもしれない。


今、何がつらいかわからないかもしれない。

だから、話してほしい。



書くのもいい。

なぜ苦しいのか。何に悩んでいるのか。

文字にすればはっきりする。

いや、はっきりしなくてもいい。

何か胸の内のことを吐き出す。

それだけで気が楽になる。

だから、書いてほしい。


叫んでもいい。山に登って山頂から。高い塔の上から。

家で叫べないとしてもどこか叫べる場所はある。

バカヤローでもなんでもいい。

大きな声を出すとそれだけですっきりするものだ。

叫ぶ機会なんてなかなかない。結構貴重な経験になったりする。

後になって笑える話になったりもする。

だから、叫んでほしい



君は一人だ。でも、君は一人じゃない。



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