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鬱ったら書く。  作者: ナナオ
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一番になれなくてもいい

誰かの目に留まってくれたら

誰かの助けになってくれたら

そんなことを思って

でも、助けられていたのは自分で

人を救えるなんて傲慢で

気づいたのは、この詩が届いてほしい人にほど

届かないという現実。


完成した作品も

未完成のものも

まだまだ、こんなものでは届かない

もっといいものを

もっと響く言葉を

もっと広い手段を




――運命的な出会いが欲しい

人生のすべてをかけてもよいものに

人生のすべてをかけてもよい人に

会える日をいつまでも追い求めたいけれど

現実は非情

周囲はみな追いかけるのを諦めて

夢を見るものへの目線は冷たく


――見えない星を追いかけ続けるのは苦しく

焦ってもがいても

届かず嘆いても

足はから回るばかり。





そんな人に


――そんなものに



「「出会える日が」」



いつか


――いつか


「「来ることを願って」」


私は


――僕は


今日も誰にも届かない詩を


――今日も私の探している物を



「「見つけられる日がきっと来ると、思っている」」

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