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鬱ったら書く。  作者: ナナオ
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なぜ生きるのか。


誰もが求める理由。


求めたものは数知れず。


見つけたものは数少なく。


そもそもあるかと疑って、


探求を諦める。


でも。


0から1はうまれないのだ。


何か起こるときは、かならず0よりは大きいものが必要なのだ。


それは、望み。


それは、夢。


それは、犠牲。


それは、闇。



かならず、何かを得たものは、何かを失っている。


青春を。


才能を。


腕力を。


頭脳を。



0から1を生むことができるとのたまうものは

詐欺師に他ならない。


しかし、詐欺師の言葉に踊らされるものは多い。


やはり、犠牲は払いたくないものである。


学びを得るためには、金が要る。


力を得るためには、場所が要る。



何かを得るためには、時が要る。



時だけは、なにものにも自由にならない。


無駄になるかもしれない。



それでも。


追い求める者は美しい。

最後にすべて塵と化すものであっても。


鍛え上げた肉体を褒め称えるのは。


磨き込んだ頭脳を敬うのは。


その人のはらった犠牲の大きさを憐れんでいるにほかならないのだと、私は思う。

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