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鬱ったら書く。  作者: ナナオ
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「恋しなきゃいけない」なんて誰かに言われたわけじゃない。


でもなぜ、どうしてこんなにも、


自分が嫌になるのだろうか。


もはや呪いのように私を蝕むこの思い。


「好きな人がいる」というだけで、輝いて見える友だち。




人一倍努めたわけでも、人一倍打ち込んだわけでもない。


こんな「なにもない」私を、誰が好きになるというのだろう?


見た目がいいわけでもない。想う人がいるでもない。


さなぎにすらなれない私は、人でいちゃいけませんか。




辛いのは自分の不甲斐なさで。苦しいのは己の無力からで。


輝いてる人を見るだけで、活きている人を見るたびに。


足元が崩れ落ちる様な気持ちになる。




私を私たらしめているものは一つもなくて、ただ起きて、食べて、勤めては寝るだけの日々。


そこに他人はいなくて。同僚にも打ち解けられない。


楽しげに笑う隣のシートを、うらやまし気に見ることしかできない。




笑顔を見ると心に刺が生える。遊んでいる子どもさえ直視できない。


すれ違う人混、下しか見れない。


傷ついた心も、みな知らんぷり。


こんな私を、誰か救うの?




生きているだけで


日々生きていくだけで。


心が壊れそうだ


もう…






さよなら

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