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破壊魔悪夢世界 ~ようこそ九日間の悪夢へ  作者: 闇妖すみれ
【prologue ~開幕の刻】
3/14

【見知らぬ不気味な街】






「―――?―――ここ―――は――――」



ルトは、気づけば見知らぬ不気味な街に居た。

生臭い血の匂いが地に憑き、周りには紅黒い霧がかかっている。人はいないが、何か恐いざわめきを感じて、

なんだか少し恐くなる。ルトはすぐ夢の中だと気付いた。







―――そう、夢なのだ。夢のはず(、、)なのだ。








「きゃあああああっ!!」


そして、霧の向こう側から苦しい悲鳴が聞こえてきた。






―――その霧からこちら側に来たのは、よく見慣れた、友人二人の姿だった。







「――花華、徠悠慈さん―――!?」



「ルトっ!!」



「篠式先輩…!! ここ、夢っすよね…? 俺達、四匹の化け物みたいなのに追いかけられてて―――っ!」



「嘘…もう一匹追いかけに来てる―――!!?


ルト、逃げよう。」



「う、う…?」



「どうしたの、ルト。早く逃げよう!!」



「うん…っ」




ルトが戸惑ったのには、理由があった。








―――そう、五匹目の化け物のようなものに、見覚えがあったのだ。







「…お母さん……お父さん……? まさ、か……」



「…? 篠式先輩、どうしたんすかっ」



「い、いや、なんでも―――っ」



「っ――!! ルト、カイト、あっちからも―――!!」





向かいから来る化け物のようなものに追いかけられていたのは、ある少年―――硯杓之だった。



「っ――――何故、追いかけくるんだっ…!!」



「衝突しちゃう――っ」







――その時だった。あの少女(メイド)が現れたのは。

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