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1話

「おはよーございます」

「はい、おはよう。昨日はありがとね。おかげで助かったよ」

「いえいえ、あのくらいなら余裕ですよ。簡略化した魔法式、渡しましょうか?」


そう言って私はカバンから《オート・ワーク》の魔法式を出す。


「いいよいいよ。それはあんたのオリジナルだろう?それならちゃんと持っときな」

「そうですか?では燃やしときますね」


私は1度作った魔法式は全て覚えているので作り終わっていらなくなった魔法式は処分している。これが出回ると後で面倒ですからね……1回間違えて市場に流しちゃってそこから軍用魔法が作られかけたからなぁ……今思えば懐かしいけどあの時は本当に焦ったよ。おっと余談はこれくらいにしないと。行くところがあるんだった。


「すいません今日から薬屋さんに行くんでお手伝いできないんですけど……」

「いいよ、行ってきな。今日はお客さんも少ないから私たちだけでも大丈夫だからね」

「ありがとうございます。では行ってきます!」

「はい、行ってらっしゃい」


私はカバンを担ぎ直して宿を出る。朝の澄み渡る空気が肌をくすぐる。


「う〜ん……まだちょっと寒いかな?」


私は少し小走りで薬屋さんに向かう。この街にはいくつかの区画に分かれていて、それぞれ北区、南区、西区、東区、中央区の5つだ。今日、私が行くのは比較的治安のいい南区の薬屋さんです。あそこは朝から開いているからよく薬を売りに行くんですよ。

1時間ほどすると目当ての店が見えてきた。私は躊躇することなくドアを開けて中に入って行く。


「ごめんくださ〜い!薬を売りにきたんですけど!」

「はーい………ってまたあんたか。今日は何を持ってきたんだ?」


私が店員を呼ぶと奥からかなりガタイのいい男の人が出てきた。いつも思うけどこの人絶対回復系統の人じゃないと思う……でもそんなことを表情には出さずに笑顔で持ってきたもののサンプルを机の上に出す。


「はい、下級回復薬を700本と中級回復薬を200本、上級回復薬を10本です」


男の人は私が作った回復薬をまじまじと見つめ、はぁっとため息をついた。


「またこんなに持ってきて………まぁ売れるからいいんだが。ちょっと待ってな今、代金を持ってくる」

「はい、わかりました。残りは全部、倉庫に入れておきますね」


私は店から一旦出て外にある倉庫の中に入った。ここは薬を飲む前の私が1時期使っていた保管庫で《状態維持》が付与されているから腐ったりもしない。なぜこの倉庫が今は店のものになったのかは話すと長くなるからまた今度、多分話す……

私は倉庫の中に薬を納品すると店の方に戻った。店のカウンターではさっきの店員さんが麻袋を持っていた。


「ほらよ、金貨27枚だ。一応確認してくれ」

「はい」


……………うん、ちゃんとある。


「じゃあ、またね〜〜」

「へいへい、今後ともよろしくな〜」


私は金貨の入った袋をカバンにしまい、店を出た。

金貨1枚100,000円

銀貨1枚10,000円

銅貨1枚1,000円

鉄貨1枚100円

石貨1枚10円になってます。

なので買取金額の内訳は

下級回復薬1本1,000円。

中級回復薬1本5,000円。

上級回復薬1本10,000円

となっています。

なので1時間作業して27万円稼いでることになりますね……時給27万円とかやばすぎる。


現時点でもうブクマが4件というのに驚きました。登録してくれた皆さん、ありがとうございます。

これからも頑張って行くので、面白い又はこれから面白くなりそうだと判断したらブクマ登録よろしくお願いします。

つまんないと思ったら解除していただいても構いま…………せん……けどそうならないように頑張ります!

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