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頭から消えた   作者: 春風
2/55

頭から消えた 2

本日2度目の目覚め。

寝覚めは決して悪くはない。

だが、脱力感が全く抜けない。


このまま自分は何も分からぬまま生きていくのか。

絶望が背後から迫っているようで滅入る。

そんな男は自らを知るための大きな要素を閃いた。


(そうだ。親を見付ければ良いんだ)

親なら子どもの顔を見ればすぐに分かるし、自分の情報をたくさん知っているだろう。

(いや、待てよ)


男に1つの疑問が生じた。

この家は一軒家だ。

こんな大きな家に自分1人で住んでいるのはおかしな話である。


ならば、親も一緒に住んでいるのではないか。

だが、それならば何故自分の様子を伺いに来ないのか。

少し不安を覚えながらも男は家の中を探すことにした。


男が目覚めた部屋は2階の角部屋にあたる。

男は部屋を出ると2階の突き当りに見える部屋へと向かった。

ギシギシと廊下を歩く度に不気味な音が鳴る。


突き当りに着き、部屋の扉を開ける。

キキーッと軋んだ音が響き、男の不安感を誘う。

扉を開け、中を覗き込む男。


部屋の中は本棚で囲まれた状態だった。

所謂(いわゆる)、書斎というやつか。

男は恐る恐る部屋に足を踏み入れた。


難しいタイトルの本が床にも散らばっている。

その様は何日も、何カ月も人が来ていないのを表していた。

部屋の隅に置かれた机に目が行く。

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