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神守龍奈

私は神守龍奈、桜岡高校の二年生

趣味は料理、得意科目は家庭科

2人の姉と1人の妹がいます

龍奈「よし、下準備完了」

龍奈「さて、今日は早く…な、なあー!?」

ドタドタ

――――虎子の部屋――――

龍奈「虎姉さん、虎姉さん」ドンドン

虎子「ふぁ~タッちゃんなぁに?」

龍奈「姉さん、今日は何日ですか」

虎子「何日?えっと…20日…ヤバイ早朝撮影」

龍奈「早く着替えてください、お弁当は後で山中さんに渡しておきます」

虎子「了解…山中に伝えとくから事務所によろしく」

龍奈「わかりましたから急いで」


山中さんは虎姉さんのマネージャーさんです

関西出身らしく関西弁の似合う女性です


龍奈「ふぅ…」

龍奈「……」

使われた食器が机の上にあり、メモ用紙が添えてありました…

メモ(忙しいから目玉焼き焼いて食べました亀乃)

龍奈「いつのまに…」


スズを見送ったら私も出ます

龍奈「行ってきます」


――――学校――――

理恵「龍奈、おはよう」

龍奈「理恵さんおはようございます」

町田理恵さん

小学校からの親友です

理恵「あのさ進路相談あるじゃん」

龍奈「ありますね」

理恵「どこの学校がいいんだろ」

龍奈「それは理恵さんの特性によります」

理恵「龍奈は決まってんの?」

龍奈「絶賛悩み中です…就職して…」

理恵「え…あんた就職すんの」

龍奈「あ…はい、バイト先から誘われています…卒業したら就職しないかと」

理恵「すごいわね…まぁあんたの料理は絶品だから」

龍奈「そんな事ありませんよ」


お昼

龍奈「……」弁当箱2つ

理恵「あんたなんで2つ弁当持ってんの?」

龍奈「朝、事務所に寄るの忘れてました」

理恵「事務所?…あぁ、1つはお姉さんのかな」

理恵「って事はお姉さんお昼なし?」

龍奈「事務所に電話してみます」


――――夕方、商店街――――

龍奈「今日は虎姉さんの好きな辛い料理にしましょう」←結局連絡つかず

龍奈「あ、駄目だ…今日はスズが友達を泊めるって…はぁ…今日は私駄目だ」

龍奈「はぁ…」

「ずいぶんと暗いねぇ」

龍奈「と、虎姉さん」

虎子「弁当ちょうだい」

龍奈「えっとでも…大分時間が…」

虎子「関係ないからちょうだい」

龍奈「はい」

虎子「」ガツガツ

龍奈「虎姉さん仕事は…」

虎子「もう終わった…ごちそうさま」

龍奈「はやっ」

虎子「龍奈、将来に悩みすぎ」

龍奈「」

虎子「私の見る限りじゃあんたはもう決めてる…でもそれをあんた自身が認めてない」

虎子「一度落ち着いて自分と向き合いな」

虎子「それでも悩むなら結構…止めないから」

龍奈「姉さん…私悩んでました…」

虎子「うん…」

龍奈「お弁当の中身いつも同じでいいのかって…将来就職しても同じ中身なんじゃないかって」

虎子「ん?何それ…就職か進学で悩んでたんじゃなかったの」

龍奈「いえ…亀姉さんと話して就職に決まったんですけど…そしたらお弁当の中身がいつも同じなのは問題なんじゃないか…と」

虎子「しょうもないわっ!私の時間返せ」

龍奈「えぇ…姉さんが勝手にかたりだしたんですよね」

虎子「うっさいバカ」

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