知らん顔
今日もお仕事終えての帰路の途中突然
俺の相棒ミエンが詰め寄ってきた。
「アンリ、私と結婚して」
ハッ?イヤイヤ何どういうこと?
「いや、ミエン何言ってるのさ?」
「大丈夫、お父様並びにお母様並びに親戚一同からは許可を勝ち取って来たから。」
「ハハハ、ミエンは積極的なんだな、ってえ!?」
いや分からない。これ見てる人もさっぱり分かってないよ、うん。どどど、どういうことーーーー?
「ミエン、何言ってんのか分かってるの」
「もーちろん、さらに言うと後はアンリがはんこ押すだけの状態にまで整えてるから」
いや、そうだな覚悟を決めよう。ミエンが言い出さなかったらほんとは俺が・・・
「ミエン、俺からもいうよ。ミエンを愛してる。結婚してくれ」
ミエンは震え出す。
「ここまで言っておいてなんだけど・・・ほんとに私でいいの?金属の私を愛してくれるの?」
「俺は君を金属だなんて思ってない。女の子だと思ってる。だから君も金輪際自分が金属だなんて言わないでくれ」
「すみませーん、標識みえないのでどいてもらっていいですかー」