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短編詩集~心理~

心の鍵 ~わたしの心の中に閉ざされていたもの~

作者: 楠木 翡翠

【作者より】


この詩は『心の鍵 ~人は誰でも変わることができる~(https://ncode.syosetu.com/n3164cx/)』の続編及びアンサーポエムです。

わたしは高校1年生の頃にいじめられていた


最初はからかい半分だったけど


徐々にエスカレートしていった


本当は先生に相談したかったけど


周りのみんなが気になってしまって


そんな勇気は持てなかったの


もともと信頼できる友達が少ないのに


いなくなってしまった


わたしはこの日を境に


人を信じなくなった……


信じられなくなったと言った方が妥当かな?


友達なんかいらないけど


1人ぼっちは寂しい


でも


そんなわたしにも挨拶(あいさつ)程度でいいから話せる友達がほしいといつも望んでいた


そう思っているうちに1年が過ぎてしまった


2年生になって新しいクラスになっても


最初の3ヶ月は誰にも話しかけてくれなかった


1年生の頃のクラスメイトは何人かは今も同じクラスにいる


わたしは怖くて孤独で寂しい日々を過ごしていた


そんな時にあなたは自分の仲良しグループがあるにも関わらずに


時間を見つけてわたしにいつも話しかけてくれたよね


実は話しかけてくれて嬉しかったの


本当ならば感謝するべきなのに


最初はいつも怖くてビクビクして相槌(あいづち)すらできなかった


ごめんね


そして


ありがとう


そのことがきっかけでわたしの心の鍵が開いたの


時には衝突してしまったこともあったけどね


少し前の放課後にわたしが


「わたし、人と話すことと信じることが怖い」


と言ったことを覚えているかな?


「大丈夫だよ。いつかは人と話すことと信じることが怖くなくなる時がくるよ」


と笑顔で言ってくれたことはずっと忘れないよ


その時にわたしは人を信じられなくなったことを言い訳にして


知らない間に自分で心の鍵をかけてしまっていたと思ったの


わたしはあなたに出会ってなかったら


ずっと孤独な高校生活を送っていたかもしれない


本当に感謝してる


ありがとう

最後まで読んでいただきありがとうございました!


2015/10/04 本投稿

2022/02/20 前書き欄修正

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― 新着の感想 ―
[良い点] 人は誰でも~、と併せて読みました。 心の鍵を開ける側と、閉ざしていた側。 そのどちらともの心境を丁寧に綴っていて、ハッピーエンドには、ほっこりとした優しい気持ちになれました。 傷つくの…
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