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借金360万ある私がジュエリーの沼にハマって無いお金でジュエリーを買い続ける私の行く末  作者: SUgaR


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10/10

母親の罪。これからのこと

 

 母の横領事件はすぐにニュースになった。名前は出ないけど、どこの会社でとか住んでる市とか横領した額がニュースで出ることになった。

 私の実家は小さな町で近所の人たちは母がどこに勤めてるとか知っている。

 しかも横領がわかってからは母はずっと家にいるから近所の人たちからは「仕事休みなの?」と度々聞かれていたらしい。

 狭い町だし、年齢層が高い田舎はすぐに噂や情報が回ってしまう。

 そんな状況でニュースに出たらすぐに母のことだってすぐにわかってしまいそうで怖くて

 私は母の横領事件がニュースで流れることがわかっていた日は一日中テレビをつけずに過ごした。

 数日後に私と兄、母と父、母の妹二人は銀行に呼ばれていった。

 4千万円のうち3千万円は銀行から借りることとなり毎月 20万円近く返済していくことになっていたため、私と兄、母の妹二人は連帯保証人として契約するために銀行へ行った。

 なんとも言えない静かな会議室に入り、銀行の人から淡々と返済について色々と説明されたけど私は何も頭に入ってこなかった。唯一頭に入ったことは母が死んだとしても借金は消えることなく連帯保証人になった人たちが返済していかないといけない。ということ。

 私たちは銀行から用意された用紙に住所や名前を記入して重苦しい会議室を出た。

 駐車場で母達と別れて私は家に帰った。道中、母からメールが届いた。

「迷惑ばかりかけて本当にごめん。返済は死ぬまでに頑張って完済するから。お兄ちゃんやあなたにはこれ以上迷惑はかけないから。」と。

 これから職を探して就職してもすぐにそんな額は稼げないだろうし、父も働いているとはいえ生活もしていかなきゃいけない。祖母もいて祖母の通院費も結構お金がかかるって聞いてる。しかも母の年で死ぬまでに完済なんて到底無理だよ…・と思った。

 でも私はこれから頑張ろうとしている母にはそんなこと言えなかった。

「これから大変だけど、私も頑張るからお母さんも頑張って。何かあったら一人で抱え込まないですぐに私になんでも言ってね。」と返した。

 母からは「ありがとう。」だけ返ってきた。

 この日を境に私の金銭感覚はさらに狂っていった。

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