表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
警狼ゲーム  作者: 如月いさみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

95/140

警狼ゲームの新たなる始まり 5

 翼は身上書を見て4枚ほどリストアップをして

「可能性の問題だが」

 と告げた。


 4人は共通項がある訳ではない。将はそれを見て翼を見た。

「何故?」


 翼は将の問いかけに

「直観に近いけどな。まあ、一つは親が個人業。経営状況を調べる必要があるけど。あと家族構成に疑問かなぁ」

 と説明した。


 将は頷くと

「わかった。取り合えずはこの4人を軸に考えよう。後は対面した時の天童の眼力だな」

 と笑って告げた。

「元々、いない可能性もあるから全体的に俯瞰して見ながらやるしかないし俺よりも天童の方が鋭い」


 翼は肩を竦めて

「だが俺にはお前のように人を惹きつけて変えていく力はないからな」

 と告げた。


 将は不思議そうに

「そうか?」

 と呟いた。


 そして

「あー、そうだ。山形でするゲームなんだが、鹿児島でやり損ねた天眼ゲームをしようと思うんだ」

 と告げた。

「場所が二か所に分かれているから4チーム作って天眼2人そうでないものを2人に割り当てる形だな」


 省吾はフムフムと言いながら

「サバイバルやケイドロみたいに激しく自由に動くわけじゃないから俺は楽だよね」

 と告げた。


 翼は冷静に

「あの時言っていた格ゲーか。悪いがもう一度話してもらえるか? 俺は現場監督だからちゃんと理解しておきたい」

 と告げた。


 将は頷いて

「そうだな」

 と答えた。

「同数のチームを二つ作って戦って負けた人間はゲームから排除されて行くって言うのが基本。くじで全員の中から一人決めてその人物が相手を指名する。ただ全員誰が自分の味方か敵か分からない状態で戦う相手を選ぶことになる」


 翼は冷静に

「つまり味方同士戦うこともあるな」

 と告げた。


 将は頷いて

「そうそう、そこで出てくるのが天眼のメンバーで天眼のメンバーは『敵』が分かるんだけど、くじを引いた相手に指名されないと言葉を発することができないってこと」

 と告げた。

「くじを引いたメンバーは全員の中から一人だけ選んで誰を選んだら良いか助言をもらえる。それに従うこともできるし自分で選ぶこともできる。ただ最終的に生き残った数の少ないチームが負けるって話だから味方を倒すより敵を倒した方が良いってことで誰が天眼で正解を言ってくれるかを見つけることが必要なんだ」


 翼は腕を組むと

「なるほどな。つまり組織の奴に天眼役を与えると違う組織の奴には本当の敵を教えるし、組織の人間に自分が天眼であることを教えるために動く可能性があるって事か」

 と告げた。

「絶対に生き残らないとダメだからな」


 将は頷いて

「そうそう、ただ最初にそう言う役の人間がいることは言う。くじを引いた人間が指名する前に誰もが自由にアピールできる時間が1分だけある。まあその間に天眼だと嘘をつく奴が出てきてもいいしな」

 と告げた。

「誰が本当の天眼かくじを引いた人間は見極める必要があるし、自分の敵か味方かを見極める必要もある」


 ……チームの振り分けには法則を作っておくからそれが分かれば敵が分かるようにもしておく……

「さしずめ苗字の順番を交互かなって俺は考えている」


 翼は頷いて

「格闘技の訓練にもなるからまあ一石二鳥だな」

 と告げた。


 将は笑顔で

「それな」

 と告げた。


 翼が息を吐き出し

「それならサバイバルやケイドロみたいに動き回る訳じゃないから監視しやすいし、悪くないな」

 セッティングもあまり必要ない、と告げた。


 計画書と手順を作り翌日、四人は山形へと飛んだ。先行して山形へ向かっていた桐谷世羅と合流し、予め取っていたホテルの一室に集まり会議を行った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ